皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。大相撲の五月場所は結局、横綱白鵬関が優勝しました。強かったですね。それから、話題といえば、宇良関。今場所も勝ち越しを決め、来場所は上位と当たります。どれだけできるか楽しみですね。そうそう、高安関、大関昇進確実でしょう。おめでとうございます。では、本題へ。
AIでも誤診はないのか?という疑問がでてくるでしょう。
責任の所在はどこにあるのでしょうか?などという質問もでてくると思います。
米国の食品医薬品局(Food and Drug Administration: FDA)は、医療におけるAIのルール作成の整備にすでに乗り出しています。
しかしAI開発はとどまるところなしでしょう。
米国のEnlitic社というスタートアップ会社は全ての医学画像を分析するAIの開発に乗り出しました。
2015年には、IBM社もMerge社という画像分析会社を子会社とするために10億ドルを拠出しました。
これは、Merge社のデータベースを購入して、IBMのAIに「学習」させるのが目的です。
AIによる診断の質が良くなればなるほど、AIの利用を希望する企業や消費者、患者、そして医師がどんどん増えていくことが予想されます。
映画「2001年宇宙の旅」の人工知能HAL9000は、アルファベット文字の順番で、IBM(世界的コンピューター企業の1つ)という文字の1つ先の文字をつないで名付けられたといわれています。
HAL9000のように読唇術も身に付けるAIも登場しています。
映画の中でHAL9000は人間に対して反乱を起こしました。
英国の物理学者ホーキング博士が指摘しているリスクです。
そんなことが起きないようにルール作成が必要ですね。
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