総合診療医からの健康アドバイス

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騒音の体内への生理的影響

2019-12-11 10:47:15 | 医療情報
 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
 今日の沖縄は曇り時々雨。予想最高気温は22度です。今朝の新聞報道によると、美ら海水族館で15年前から飼育されていたイソギンチャクが新種だと分かりました。誰も気づかずに生きていたのですね。この話を聞くと、思い出すのは、あのヤンバルクイナですね。地元の人には普通に棲んでいる鳥という認識だったそうです。意外なところに意外なものがあるということですね。では、本題へ。



 騒音は体内の生理活動に2つの大きな影響を与える。



 1つは交感神経の緊張、すな血液中のアドレナリン濃度の上昇だ。


 もう一つは下垂体と副腎皮質の刺激、すなわち、副腎皮質ホルモン濃度の上昇。



 進化を経た人間の体内では、アドレナリン上昇は急に起こったストレスに対抗するために獲得された反応である。


 獰猛な動物に出会った人間はすぐに逃げなければならない。


 心拍数を増やして心拍出量を増加させ、全身の筋肉への血流を増やして、素早く逃げることができるようにするのだ。



 副腎皮質ホルモンの上昇は、急性ストレスが起こった後の修復反応です。



 しかし、これらのホルモンの作用により血圧は上がり、心拍数は増え、全身の血管は収縮する。


 心筋梗塞や脳梗塞、脳出血などが起こりやすくなるのだ。

 

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