皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
今日の沖縄は晴れ。気温は32度。本土の方では猛暑が続いています。そこで、三回シリーズで緊急記事をアップさせていただきます。この記事を読んで頂き、皆様もこの暑さという災害について考えていただけたらと思います。では、本題へ。
地球温暖化は人々の健康に影響を与えてきています。
この夏、日本列島は熱波に襲われ、歴史的に異常な高温多湿で熱中症での死亡者が多数出ています。
また、デング熱などの熱帯地域の感染症が温帯地域でもみられるようになってきています。
数年前東京の代々木公園でも国内発症ケースがありました。
さらには、季節に関わらず、異常気象が頻繁にみられるようになりました。
ゲリラ豪雨や洪水、氾濫などです。
そして、世界中で起きているひどい干ばつは農作物の収穫を減らしています。
このような地球温暖化の影響は今後数年かけてさらに悪化することが示唆されています。
そうなると、これまで当然のこととされていた仕事や習慣、行事が、人々の健康状態に悪影響を及ぼすことが判明しています。
日本でも真夏の昼間では重労働の作業は危険になりました。
建設業や農業などでは生産性を抑えることになったとしても、作業員には熱中症を避けさせることを優先すべきです。
沖縄ではサトウキビの栽培が行なわれています。
私も中学と高校時代の夏には、サトウキビの枯れ葉の除去作業をよく手伝っていました。
もともと沖縄では夏の炎天下は避けて夕方にそのような作業を行うことが常でした。
私も学校の授業が終わったあとの夕方になってからサトウキビ畑に行き、家族と親類も同じタイミングで集合して、作業の手伝いをしていました。
本土の農業でも真夏には沖縄のように真昼を避けるような工夫が必要です。
この夏、本土では多くの台風が上陸して多大な被害を受けています。
夏の本土の気候は「沖縄化」しているのです。
浦添より東シナ海を望む
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