総合診療医からの健康アドバイス

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精密医療と個別化医療の違い

2024-06-13 10:56:00 | 医療情報

 皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

 今日も沖縄は梅雨空。今も大雨です。昨日も大雨で各地に被害をもたらしています。梅雨末期の大荒れの状態です。天気予報では明日までこの荒れた天気が続き、土曜日からは曇り時々雨、になるようです。今日、明日は土砂災害に注意が必要です。気を付けます。しかし、ドジャースの大谷選手は五試合ぶりのホームランが出ました。そろそろ量産体制に入ってほしいですね。では、本題へ。

 

 精密医療と個別化医療(Personalized Medicine)を混同している人がたまにいる。

 

 医者や研究者のなかにもいたりする。

 

 しかし、両者は同じ概念ではない。

 

 従来型の医療は、「one-size-fits-all」型医療と呼ばれ、「平均的な患者」に対してデザインされたものとされている。

 

 しかし、現実の臨床現場では、病気の個別の状態やステージ、患者さんの社会心理的な背景、多臓器障害の状況、患者本人の希望、医療環境の状況、などを考えて、個別化した医療を提供している。

 

 従来型の医療はもともと個別化医療なのだ。

 

 精密医療とは、従来型とは異なり、病気の状態を分子レベルまで分析して、その分子を標的とした治療介入を行うというもの。

 

 身長・体重や血圧などの従来の臨床データに加えて、全ての遺伝子を調べたほうがより「正確」な医療介入ができるだろう、という発想だ。

 

 米国では、NIH(国立健康研究所)などが中心となって、100万人規模のコホート研究(住民や集団を定期検査して死亡するまで継続的にフォローすること)をスタートさせた。

 

 コホート研究の計画は、人々の電子カルテのに診察や検査データに加えて、全ての遺伝子データ(全ゲノム情報)を記録し、病気や治療データと合わせたビッグデータとして分析していくというものだ。

 

 

 

 沖縄本島中部、うるま市周辺の風景です。

 

これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。

 

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