トランス脂肪酸の真実

　皆様、こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

　今日の沖縄は雨時々曇り。予想最高気温は22度と「ムドゥイビーサ」(戻り寒さ)です。明日までは涼しいですが、その後は平年並みか、または高い気温が予想されています。そして、あの梅雨がやって来そうです。ジメジメとした毎日が続きそうです。昨日の県内の新型コロナ陽性確認が1554人と、日曜日の過去一を記録しました。子供が集まりそうな所へは行きません。では、本題へ。

 

 

　トランス脂肪酸は体によくない。

 

　そんなリアルワールドデータの結果が出た。

 

　トランス脂肪酸は、マーガリン、洋菓子類、スナック菓子、生クリームなどに含まれているもので、水素を負荷することによって人工的に製造される脂肪酸。

 

　このような食品が好きな方には要注意の情報だ。

 

　もっと詳しく理解するためにここで脂肪酸について復習してみよう。

 

　あぶらには、常温で液体の油と固体の脂があり、まとめて油脂と呼ぶ。

 

　１つの油脂分子は、脂肪酸分子３つとグリセリン分子１つからできている。

 

　脂肪酸は、炭素原子が鎖状につながった分子。

 

　脂肪酸には、炭素の二重結合がない飽和脂肪酸と炭素の二重結合がある不飽和脂肪酸の2種類がある。

 

　不飽和脂肪酸は、炭素の二重結合のまわりの構造の違いにより、シス型とトランス型の2種類に分類されます。

　シス（cis）とは、「同じ側の」という意味で、水素原子が炭素原子の二重結合をはさんで同じ側につくものだ。

 

　天然の不飽和脂肪酸のほとんどはシス（cis）型である。

 

　トランス（trans）とは、「向こう側の」という意味で、水素原子が炭素原子の二重結合をはさんでそれぞれ反対側につくもの。

 

　トランス（trans）型の二重結合が一つ以上ある不飽和脂肪酸をまとめて「トランス脂肪酸」と呼んでいる。

 

　このトランス脂肪酸には、天然に食品中に含まれているものと、油脂を加工・精製する工程でできるものがある。

 

 

　

　沖縄自動車道、伊芸サービスエリアの物見台からの風景。ソテツが大きい。

 

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これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。

 

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