皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
今日の沖縄は曇り時々雨。予想最高気温は23度と暖かいです。平成ももうすぐおしまいですが、昭和のスターや有名人が亡くなるというニュースが多いような気がしますね。高齢化社会となり、元気な高齢者も数多くいらっしゃいますが。皆様どうか、長生きしてください。では、本題へ。
小児期から中年そして65歳以上の時期について、認知症のリスク要因を全て取り除くと35%ものケースが予防できると考えられています。
認知症の予防は子供も中年期の人たちから始めるとよいでしょう。
特に、若い頃から絶えず騒音などに曝露されていると将来が認知症のリスクが高くなるでしょう。
音楽を大音量のイアホンで聞いている若い人たちの難聴の増加が心配です。
また、認知症のケアでは家族と介護者のメンタルヘルスも大切です。
介護負担で、家族と介護者の多くは生活の質が下がっており、これらのうち約40パーセントの人々に不安神経症やうつ病が発症するといわれています。
家族や親戚だけでなく、社会全体での対応を真剣に考えて取り組むべきでしょう。
人口規模でみると、認知症の発症年齢を平均で5年間遅らせるだけでその数を半分に減らすことができます。
「認知症は年齢による必然的な結果」とみなしてはならないと思います。
まだまだ予防可能な部分がかなりありますので、みんなで予防について真剣に考えると良いでしょう。
この日は天気がいまいちでした。
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