エール・チャイルド贈本企画 ☆震災で被災した子ども達に☆

東日本大震災で被災した子供たちに心の復興支援を目指し、有志で絵本児童書を贈る活動は10年目の2021年4月に終了。

返信はがきの紹介ー222

2014年04月27日 | 活動報告/日記
3/25付『3人のちいさな人魚』を贈った気仙沼市のYさん(5歳)のお母さんより

いつも絵本ありがとうございます。震災から3年が経ち、娘も大きく成長しています。
TVで地震や津波の話題になると、娘なりに「逃げるんだよね。」「怖かったね。」と、話しています。
大人でも恐怖を覚えた震災は、これからも子どもたちの中に残っていくのだろうと感じています。
心あたたかい援助に感謝しつつ、たくさんの絵本と共にすこやかに育っていく日々をありがたく過ごしていきたいと思っています。
一人でも読みやすい短い内容の絵本などありますか??


返信はがきの紹介ー221

2014年04月24日 | 活動報告/日記
3/27付 気仙沼市のYさん(3歳)のお父さんから、お手紙と返信はがきを送ってくださいました。

謹啓 謹んで申し上げます。
春暖の候 お変わりないでしょうか?
春も近いこの頃、娘も幼稚園に入園して早くも一年が過ぎようとしています。
今年度から年中になります。
いつも本を送っていただきましてありがとうございます。また、ご返事が遅くなり大変申し訳ありません。
(中略)
また、震災から早くも3年が経とうとしております。
こちらは大分復興が進んでおりますがまだまだの段階です。
復興屋台や仮設の店舗などが仮の営業などしておりますが、道路・(新居)入居などはまだまだ程遠いです。
(中略)
お体に気をつけてください。                    敬白



(Yさん画)

返信はがきもご紹介したいと思います。

『まよなかのだいどころ』を贈った返信はがき

いつもお世話になっております。いつも本を送っていただきありがとうございます。
本を読む時は父の出番です。(笑)
本を読んでいる時の様子ですが…
ミッキーなのでミッキー(マウス)の歌を歌うと娘に「ちがうよ!!」と指摘されました。
パンやさんがパンをこねている所をまねしたり、「しあげはミルク」と
大きな声でさけんでいます。
にわとりがすきなので、「コケコッコ~」と二人でさけんだりしています。


『かあさんねずみがおかゆをつくった』を贈った返信はがき

いつもお世話になっております。
ご返事おそくなり申し訳ありません。
いつも本を送っていただきありがとうございます。
最近はどんなに疲れていても本を読みます。
「用意はいいですが?」娘が「いいですよ!!」
布団に入って準備しています。大体は本を読んでからでないと寝ません。
私たちが疲れているときは交互に読みます(汗)
夫婦でも本の内容で会話しています。結論では、物々交換と言う結論に至りました。








返信はがきの紹介ー220

2014年04月24日 | 活動報告/日記
3/8付『グリム童話 ミリー』を贈った南相馬市のNさん(8歳)のお母さんより

私の希望の本を選んでくださって、ありがとうございます。
私も娘も知らないお話でした。
センダックの絵はとてもきれいですね。



ミッシャの絵を少し思い出しました。娘もこの絵は好きで、
以前、この絵に似た絵本を図書館で何度も見ていました。
名前は覚えていなかったのですが、センダックかも・・・。
「12人のおどれる姫たち」という話です。
アラビアンナイトは調べていただいてありがとうございます。
次回、可能であればお願いします。(無理にはいいですよ。)

返信はがきの紹介ー219

2014年04月23日 | 活動報告/日記
3月付 岩沼市のK君(8歳)より
『時計つくりのジョニー』を贈った返信はがきです。





 『ヘムロック山のくま』を贈ったこちらもK君の返信はがきから

自分がくまにあったら、すごくドキドキしちゃう。
ジョナサンもドキドキしたのかな。
でま(も)食べられなくてよかった。





お母さんより
いつも本をありがとうございます。
震災から3年が過ぎ、Kもだいぶ普通の生活を送っています。

この頃はちょっぴり大人になり、友達との付き合い方で悩んだりと、
悩む事の内容も変化しているようで、いろいろと考えさせられる
日々です。



4月の贈本

2014年04月14日 | 活動報告/日記


若葉萌える春、この時期子ども達も同じくぐんぐん成長するように思えます。

この4月から贈本方法が変わり、返信はがきを受け取ってから贈ることになりました。

今回は21人の子ども達に今一番ぴったりであろう本を選んで贈りました。

亘理郡山元町へ訪問しました

2014年04月13日 | 活動報告/日記
3月26日、エールのスタッフ4人で亘理郡山元町の山元町南保育園によみ聞かせに訪問してきました。
コーディネートしてくれたのは山元町の支援学校のI先生。I先生は3年前贈本先を探していた時に
山元町の子ども達に沢山の絵本児童書を届けてくれ私達とつなげて下さった大恩人の方。
私達が贈本している子ども達もこの南保育園に通っていて、その子達に初めて会えることもできました。


読んだ本は『三びきのやぎのがらがらどん』
『かえるだんなのけっこんしき』
『ねずみのいえさがし』
『ねずみのともだちさがし』
『よかったねねずみさん』
『パン屋のくまさん』

保育園の子ども達と一緒に楽しみました。

この南保育園は以前は高齢者の施設だったところを急ごしらえで改装した場所。
園児数には少し手狭な空間でしたが、どんな地域でも見られる元気一杯の子ども達の
笑顔が溢れていました。
でも隣にはもう3年近くになる仮設住宅が広がっていて、まぎれもなく復興途上の
被災地であることを思い知らされます。

I先生に遅ればせながら3年も経ってやっと来れましたとお伝えすると、
「いえ、3年経った今だからこそ来て下さって嬉しい」と。
山元町に来て初めて知ったことは、今だ山元町は駅の復旧ができていない地域で
そのためどんどん若い世代が流出し、更に復興が難しくなってきていること。
またそのことに地域の人が慣れてしまってきて、このまま変わらないのではないかと
不安になるとのことでした。現地に行ったからこそ知ったこと、肌で感じることが
沢山ありました。

よみ聞かせ後、園長先生と懇談する中でもそうでした。
震災後、身内を亡くしたことで不安定な状況が続いている子どもを今も見守り続けていますが、
親御さんがいてもその姿を見ながら子どもなりに無意識に頑張り続けてきていることが多々あり、
今ごろになって不安定な様子の子どももいたりしますと。私達のように別の角度から子どもを
サポートをし続けて下さる支援があることは本当に子ども達の支えになっていると思いますと。

私達の活動をこのように評価して下さいました。


海岸線に近いこの地域は今では更地になり、荒涼としています。足元をみると家家が建ち並んで
いたことがわかる住居跡が。この小学校は震災の記憶として残していくそうです。



今回の訪問で、私達の小さな活動であっても大きな喜びとして下さる方々のため、
すべての子ども達が幸せに成長していくことを祈りながら
私達にとっても挑戦でありますが意志と誠実さで贈本活動を長く続けていこうと決意しています。








返信はがきの紹介ー218

2014年04月01日 | 活動報告/日記
2/23付『てぶくろ』を贈ったいわき市のAさん(3歳)のお母さんより



すてきな絵本をありがとうございました♪
少しずつ読める文字が増えてきているので、がんばって一人で読んだりしています♡

先日、姉のKが足を軽くねんざしてしまいました。
湿布を貼って痛そうに歩くKを見て、「お世話しなくちゃ!」と思ったらしく、
2人で遊ぶ時もおもちゃを運んできたり、Kが普段やっているお手伝いを進んで
やってくれたり・・・(*^_^*)
優しい気持ちが育ってくれているのを見ることができました ♡