エール・チャイルド贈本企画 ☆震災で被災した子ども達に☆

東日本大震災で被災した子供たちに心の復興支援を目指し、有志で絵本児童書を贈る活動は10年目の2021年4月に終了。

5月の贈本と本の感想

2015年05月28日 | 活動報告/日記

 

5月の贈本は今週11人の子ども達に発送しました。

いつも皆さんからの返信、本を楽しんで下さっている様子や近況が選書の参考になります。

今回も親子でたっぷり楽しんで下さっているSさんからの返信がとても嬉しかったので紹介します。

 

気仙沼市のSさん(5歳のYちゃんのお父さん)から

『いつもお世話になっております。エールチャイルド皆様変わりないでしょうか?

 

「へびのクリクター」の感想を返信致します。まずは本文のタイトル

「へびのクリクター」を聞きニヤリ、実は父方の祖母も母方の祖母もへびのが大の苦手。母方の祖母の方は絵でも見ないのです。

その事もあってかニコニコで笑顔「蛇嫌いだよね」。ボドさんがびっくりする姿を見て二人のバーちゃんならビックリして倒れるかも(笑)

 本を読み始めると一枚の布団に三人で寝て読み始めます。「蛇は緑色だからアオダイショウかな?」と私が訪ねると…「田んぼで見た蛇だよね?」と見たことを覚えていたんだなぁと感心しました。

 ボドさんがミルクを飲ませている所を読むと「蛇さわるの怖い。」とYちゃん。「お父さん蛇さわったことあるよ。」と自慢。「Yは怖い。」と話は進みます。 数字の勉強では1+1は…数字の勉強を少しだけしました。「Yちゃんのては何本?」Yが「10本あるよ」近所に猫がいるので…「猫の足はどのくらいかな?」「三匹のこぶたは読んだことあるよね?」などなど。

 最後のページのでは「あー!!ボドさんとクリクターだよ!!きっと!!」と私より早く二人を見つけてしまいました。私よりも間違い探し得意なのかもしれないと笑ってしまいました。

 幼稚園では年長さんになり来月6月には父親参観日も控えており、父親は張り切って参加します。

 最近では、スイカの苗を植えてスイカが実るのを楽しみに水をかけています。 また自宅に燕の巣ができて毎日娘と観察しています。ちょうど今は卵を温めている時期です。

 エールチャイルドが贈本して頂くお陰様で本を読んでいる間、妻が仕事をし私がYを寝かし付ける時間がとれ、娘と過ごす時間がとれて嬉しく思っております。

もうすぐ、夏本番ですがエールチャイルドの皆様も体調管理にお気をつけください。』


3月4月の贈本と支援の輪

2015年05月17日 | 活動報告/日記

ご報告が遅くなりましたが、3月には7人、4月には5人の返信はがきの届いた子ども達に贈本させて頂きました。

少し返信が途絶えた子ども達にもお元気ですかと葉書を送っています。それがきっかけでまた贈本の交流が

再開します。一度ご縁ができた子ども達には成長を見守る思いで丁寧に長く繋がって行きたいと思っています。

3月末表参道で開催された『中国農民画の世界展』に伺ったところ主催者の楊さんと話が弾み、

エールの活動のことまで広がりました。上海在住の楊さんですが、東日本大震災の支援を

何かの形でしたいとずっと思ってましたとエールに今回の作品をひとつ寄贈して下さいました。

思ってもないところで支援の輪が広がり、びっくりするやら大感激でした。写真の額絵を気に入った方に購入して頂き、支援金にさせてもらう予定です。

今年も世界のあちこちで自然災害が続いていてそのたびにそこの人々や子ども達に思いを馳せています。

すべてに関わるのは難しいことですが、せめてできる時にできることをと思いながら私達は贈本活動をすすめています。(K)