エール・チャイルド贈本企画 ☆震災で被災した子ども達に☆

東日本大震災で被災した子供たちに心の復興支援を目指し、有志で絵本児童書を贈る活動は10年目の2021年4月に終了。

続・5.11~地球村へ~

2016年05月12日 | 活動報告/日記

山元町へ行くと必ず立ち寄りたくなる、工房地球村のカフェ地球村。

ふじ幼稚園から車で5分。

こちらの運営スタッフの小泉さん、そして、この春からここの職員となった、山元町社会福祉協議会、相談支援員の高橋さんを紹介してくださり、お話をうかがいました。

町の二つの公民館や、今年秋に完成予定の児童館の図書コーナーのことなどお聞きしました。

山下の山と坂元の元を合わせて、付けられた山元町。

この秋には津波で流されてしまった鉄道の、山下駅と坂元駅が内陸側へ移動して開通する予定だそうです。

山下駅のすぐ前に、私たちも交流のある南保育所と北保育所が合併して開園し、児童館が隣接することになっているようです。

仙台から山元町へ電車で行けるようになることに期待が膨らみます。

 工房地球村ホームページ

 http://kobo-chikyumura.com/?page_id=16

 


続・5.11~ふじ幼稚園へ~ 2

2016年05月12日 | 活動報告/日記

 

5月11日、学校法人やました学園 ふじ幼稚園へ、絵本20冊を寄贈いたしました。

その中から5冊、この日、子どもたちに読んで聞いてもらった絵本は、

「ありがとうの えほん」 フランソワーズさく 偕成社

「ブルーベリーもりでの プッテのぼうけん」 エルサ・ベスコフさく 福音館書店

「くんちゃんのもりのキャンプ」 ドロシー・マリノさく ペンギン社

「まよなかのだいどころ」 モーリス・センダックさく 冨山房

[赤い目のドラゴン」 リンドグレーンぶん、ヴィークランドえ 岩波書店

読み終わった後に、子どもたちに「一番好きなおはなしはどれですか?」と聞いてみたら、103人の子どもたちは、どのおはなしもたくさんの子どもたちが選んでくれました。

「一番好きな...と言っても、何冊も選んでくれたようです。


続・5.11~ふじ幼稚園へ~

2016年05月12日 | 活動報告/日記

子どもたちが歌ってくれた歌は、

1曲目 「ひまわりおやくそく」

「笑顔広がれプロジェクト」の曲です。

笑顔広がれプロジェクト...

小さな命を守るための大作戦。

震災後、「ビッグスマイル」と言う種類のミニひまわりを大切に育てることを子どもたちと続けているふじ幼稚園。

このひまわりにはたくさんの思いが詰まっています。

命を繋ぐひまわり笑顔広がれプロジェクト。

ふじ幼稚園の庭には、園児たちがビッグスマイルの種を植えたばかりの鉢がならんでいました。 

お部屋や職員室のそこここにも、ひまわりのモチーフの絵や工作がたくさん飾られています。

そして、同じように大好きな、ぴよちゃんとトトロも。

 

2曲目 「ふじようちえん えんか」

こちらも震災後に生まれた曲です。

 


5.11、宮城県山元町へ行ってきました ~ふじ幼稚園へ~

2016年05月12日 | 活動報告/日記

2016.5.11水曜日、スタッフ3人で山元町へ行ってきました。

昨年秋、山元町を訪ねた際に偶然出会った方が、ご自分のお子さんが通う幼稚園と私たちをつないでくださり、亘理郡山元町の、学校法人やました学園 ふじ幼稚園と出会いました。

5年前の3.11、大津波の犠牲となり、仮設の場所での再開を経て、現在の地に再建されたところでした。

震災発生からこれまでのことは、私たちの想像を越えており言葉で表現することもできません。

昨年12月、20冊の絵本を寄贈させていただき、今回は直接、寄贈する絵本を届けたい、できれば子どもたちに読み聞かせさせてほしいとの希望を受け入れてくださり、おはなし会を準備して100人ほどの園児たちと待っていてくださいました。

3人で5冊の本を読みました。

そのあと、子どもたちより歌を手話付きで2曲歌ってくれました。

そして、お散歩で見つけた野の草を押し花にした手作りのしおりの贈りものも。

思わぬ素敵な歌の贈り物に感激して、澄んだ歌声と無邪気な笑顔が心に残っています。

園では毎日、必ず1冊は先生が本を読んでいるそうです。

毎週末には貸出もしていて、家庭でも園の本を楽しめる「子ども文庫」があり、教材室としてあった部屋を絵本の部屋になっていました。

ユニセフに寄る園舎は、木のぬくもりと大きなガラス張りの扉から入る光につつまれていました。