演劇知

劇的考察譚

ニュースから~橋下市長「不適格教員、保護者に申し立て権を」~

2012-01-10 23:53:45 | Weblog
 大阪市の橋下徹市長は10日、2月議会に提案する教育基本条例案に盛り込む予定の5段階の相対人事評価について、保護者が指導力不足の不適格教員を申し立てる制度を作れば、見直す考えを明らかにした。
 教員全体の5%を相対的に最低ランクに振り分けるやり方には教育現場の反発が強く、代替案を示した形だ。
 市役所で報道陣の取材に答えた。大阪維新の会がまとめた同条例案では、5段階の相対評価を明記し、2年連続最低ランクで改善の見込みがない教員は分限免職対象。橋下市長は「教委が不適格教員を判断する決定権を独占しているのが間違い。保護者サイドに調査権、申し立て権を与えるなら、最低ランクの5%は理由がなくなる」と述べた。(読売新聞)



随分思い切った舵取りだ。良し悪しは其々あると思う。教師が胡坐をかかず、評価を得るために努力をし、常に緊張状態が保たれること。かたや果たして正当な評価が出来るのか。教員全体で相対的に評価、保護者サイド、其々何をもっての正当かという基軸は慎重に決定しなければならないところである。それが子どものためになるのか、または評価を得るための行為になるのか、子どもの成長のための案が、場合によっては子どものためにならないものになる可能性も秘めている。