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Global Philharmonic Orchestra
第47回定期演奏会
P.デュカス
魔法使いの弟子
C.ドビュッシー
交響詩「海」
M.ラヴェル
マ・メール・ロワ組曲
O.レスピーギ
ローマの松
指揮 / 三石精一
@すみだトリフォニーホール 大ホール
ご招待に預かり錦糸町へ。毎回観に行くことが出来て感謝の限り。
思考時期に何故かこの演奏会があり、その都度とても勇気付けられ、また己の好きなものを再認識することが出来る。同時にそんな今の自己のあり方についても再考することにもなるのだが。
「act orch」の形式や内容について思いつき、形作っていくことが出来たのもグローバルフィルの公演があったからこそ。オーケストラの迫力と総合性が「lab~亀井戸~」のラストダンスでも表現出来ていたのであればひとまずは成功と言えるであろう。
レスピーギのローマの松が本当に凄かった。トリフォニーの空間を使った演出、巨大パイプオルガンも込みの総動員の音の波、とにかく感動。演奏直後の拍手は純粋な気持ちですることが出来た。「うぉー」ってなった。その瞬間、わたしは間違いなく「美」を感じていた。「美」とは合理的に感じることではなく、合理を破壊した忘我の境地であると定義づけたが、やはりそれは間違いではないと確信することが出来た。