演劇知

劇的考察譚

ニュースから~「教育、破壊的に変える」…石原都知事~ 

2012-01-19 22:12:08 | Weblog
◎教育
 ――教育改革では「教育再生・東京円卓会議」を始めた。
 「教育は破壊的に変えなければだめ。JR東海の葛西敬之会長がやっている中高一貫教育など、新しい教育を具体的に建言したいと思っている。国会や文部科学省にぶつけるしかない」
 ――評価の低い教職員を分限免職の対象とする大阪府議会に提案されている条例案は。
 「参考にするものはしますが、かなり乱暴なところがあるらしいので、だめなものはだめ。ただ、先生の能力については勤務評定をする必要がある。誰が評価するか難しい問題だと思いますけど」(読売新聞)



破壊的という言葉が強烈である。逆に言うと、教育の基準というものがそう簡単に変わらないもの、または変えてはいけないものだという我々の固定概念の表れである。

新しい教育の具体化…以前の記事にもあった進学塾による経営学校など、教育現場にも個性化が必要とされ、導入されるのか。少子化というパイが少なくなる流れの中、そして不況の流れの中で「競争する」現場と「競争しない」現場の二極化が進むのは必至である。後者の現場にいる子どもにこそ、有用性のあるメス入れが必要であると考える。

橋下氏に続いて石原氏も教師の勤務評定の実施を推奨。果たして教師の良し悪しとは何で決まるのか。