演劇知

劇的考察譚

梅島で演舞会を観て

2008-11-23 12:54:55 | Weblog
生徒さんからお誘いありまして、酒井さんに無理を聞いてもらい、空手の演舞会を観に行きました。

型から産まれる様式美は、乱れが無く本当に綺麗でした。型を型通りやりますと、予定調和な相手と合わせるだけのものになりますが、これに「生」の感覚、気迫やリズムが加わりますと生きた表現になりまして、そこに様式美が産まれるのでしょう。

ロシアの演出家メイエルホリドが「仮面」の概念で型の素晴らしさを提示しましたが、まさにこのことではないでしょうか。


最後に「試割」という板を拳で割るものがあったのですが、これがなかなか割れず。失敗すると乾いた音がなります。明らかに痛いのですが演者はそれを表に見せず。でもそれが2、3回続きます。痛い。板が堅いんじゃないかと。



気がついたら観ていたわたしが「痛」と小さな悲鳴をあげ丸くなっていました。イメージは体を動かします。

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