野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

安政柑と文旦とせとか 剥き方のコツ

2022-03-20 00:00:00 | 絵日記
土佐の水菓子
土佐文旦(ぶんたん)は
秋に収穫して
追熟のためムロに入れる
採りたては凄く酸っぱい

追熟により
上品な色に似合う味になる
また
程よい酸味はサラダにも合う
水菓子の雰囲気たっぷり


安政柑は名前の通り
安政年間に広島県因島で
発生した
名前が気に入っている
文旦に比べて
野性味のある味
酸味は少ない

文旦と安政柑は
共に白いワタの部分が厚いので
むき方にコツがある

上下を切って筋目を入れる

切り目に沿って
親指で剥きやすいように
周りにスジをつけ

力を入れて一枚づつはがす

安政柑の皮は
ピールや
マーマレードジャムもいい
無農薬なので
安心して食べられる


愛媛県の岩城島は
柑橘の種類が多い
まだ食べたことが無いものもあるが
知っている中で
私のお気に入りは『せとか』

外側の皮が薄いので
少しむきにくいけど
味は最高

中の皮も薄く
濃厚な果汁は香りも高く
たっぷり入っている

お正月のみかんも美味しいけど
3月の『せとか』は
冬の果物にはない濃厚な味がある