安政柑は日本原産の柑橘類
晩白柚(バンペイユ)に次いで大きな
ブンタン類の一種
安政年間に
広島県因島の
岡野末吉氏の園地に
まかれた種より生まれた品種と
いわれている
これは岩城島在住の
宮本さんの無農薬の安政柑
無農薬の実には
表面に黒い斑点がある
雨に当たると出る黒点病だが
人体への影響は確認されていない
昔は『無農薬の証拠』で当り前だった
無農薬だから
安心して皮を使った
マーマレードを作れる
ポイントは
外皮に付いている白い部分は
苦いので削ぐ
3回茹でこぼして
さらに5時間ほど水にさらす
固いのが気になるときは
その後水を替えて柔らかく煮る
時々食べて苦味を確認
苦すぎても
味が抜けすぎてもダメ
何回か作ると自分の好みが分かる
作り立てのほろ苦さは
時間と共にうま味に変わる
同じ料理を何度か作っていると
自分で書いたレシピでも変わる
分量やタイミングは
あくまでも目安に過ぎない
そこに書いてあるレシピは
参考で最高ではない
料理もまた積み重ねで
何度も作るうちに上達し
徐々に完成に近づく
だから
料理は奥深くて面白い
これから先は作り方です
昨年のレシピを改訂しました
【参考】にして下さい
安政柑のマーマレード
《材料》
・安政柑 3個 1.5キロ
(種・薄皮・白皮を除いたもの)
・グラニュー糖 500グラム
・果汁 500cc
果肉から出る汁と合わせた合計で
たりないときに足す
レモン汁+水
又はオレンジ果汁
(砂糖は控え目にする)
・安政柑や文旦の種(ペクチンの代り)
《皮のむき方》
実の上下を切り落とし
側面4~6カ所に切れ込みを入れる
白皮と果肉の間に親指を入れ
外側に剥ぐようにむしり取る
《皮の準備》
皮に付いている白皮は
苦味があるのでそぎ落とす
皮を2ミリ巾に切り
ナベに水と皮を入れ
沸騰したら5分位煮て湯を切り
水の中で揉むように洗い苦味をとる
これを3回繰り返し
さらに5時間位水にさらす
《果肉の準備》
果肉は薄皮と種をとり
グラニュー糖(1/4位)をまぶしておく
果汁がでる
《種の準備》
ボールに種と水を入れ一晩置く
汁がねっとりしたら種を除く
ねっとりした液はペクチンを含む
《作り方》
1)ホーローの鍋に
下準備した皮を軽く絞り
果肉・果汁を入れ火にかける
2)味をみて
残りのグラニュー糖を入れる
種の汁(ペクチン)を入れる
中火の弱火で
かき回しながら煮詰める
3)木ベラからポッタリ
落ちるようになったら出来上がり
くれぐれも
煮詰め過ぎないこと!
ゆるいのは直せるが
固くなったものは直せない
煮詰めるのには時間がかかるが
焦らずに中火で煮る
豆を煮るのと同様
砂糖は少しづつ様子を見ながら入れる
初めての時は特に!
少しずつ加糖します❗️❗️
グラニュー糖と砂糖の違いについて調べ読みました。
私にも、その味覚の違いがわかるんだろうか??
私、大味なんです。😝
新しい事に挑戦することって楽しいですよね!