野村陽子植物細密画工房

標高1000メートルの清里高原に住み
描きたいものを描きたいように描く。
楽しい絵を楽しんで描く。

茂木枇杷 大きな葉

2021-05-25 00:00:00 | 絵日記
長崎県茂木の峰さんから頂いたビワ
今回は葉っぱも一緒に

黄橙色の実は果汁たっぷりで甘い

葉っぱは濃い緑色
葉脈は凸凹に波打つ
初めは毛があるが
生育するにつれて毛は無くなり
光沢が出る

琵琶葉(ビワヨウ)と呼ばれる生薬
乾燥させて琵琶茶とされる
琵琶茶は9月上旬頃採取
裏の毛を取り除き日干しにしたもの

私は信州生まれの信州育ち
地元の高校に通った
美術の授業で窓の外にあった
ビワの葉を描いた
なぜ寒い信州にこの木があったのか
未だに謎
だからなのか
びわの葉は今も好きな物のひとつ

種子も琵琶核と呼ばれる生薬
種子のみを焼酎に浸けてビワ種酒に
2003年
茂木枇杷の取材の折
ビワ種酒を頂いた
残念ながら味は覚えていない

実にも淡い茶色の毛がある
撫でるように洗うと皮はツルツル
お尻の方からむくと簡単にむける

大きい種を取って
果汁たっぷりの甘い果肉を頬張ると
早い梅雨入りに
憂鬱になっていたのが
一気に吹き飛んだ







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