MAX真吉の中年真っ只中~!

バイク大好き!映画大好き!
アクション大好き!文鳥大好き!

バク転の恥ずかし~い思い出①

2011-05-28 07:06:18 | 元スタントマン
「バク転の思い出シリーズ」第2弾!
今回はバク転の恥ずかしい大失敗のお話です。

この話はちょっと長くなりますが・・・
同世代のアクション好きの人には懐かしい時代のお話です。

俺のアクション人生は紆余曲折でいろんなとこでいろんなことをやってきました。
実は高校3年の時にあの「JAC養成所・大阪校」に通っていました。(JAC=現JAEジャパンアクションエンタープライズ
たしか15期生、大阪校の第一期生でAクラスでした。
同期の出世頭に前に書いた俺の“永遠のライバル(?)”二宮秀(秀夫)と故・塩谷庄吾がいます。
実はこの二人とはJAC養成所に入る前から友達であり
「いつかJACに入って有名になろうぜ!」って誓い合った仲だったのです。
ニノ(二宮)やショーゴ(塩谷)との思い出話はまたいろいろ書いて行くつもりですが
今回は「JAC養成所のオーディション」の時の話を・・・

17歳の時に(1984年頃)俺とニノとショーゴはJAC養成所のオーディションを受けに行きました。
場所は京都・清滝のJAC養成所でした。(今もあるのかな?)

1980年代初頭、千葉真一、志穂美悦子、真田広之、黒崎輝、高木淳也・・
などなどのアクションスターを生んだ当時のJAC人気は凄まじく、
オーディション会場には全国から集まったアクションスター、スタントマン志望の若者たちが大勢集まっていたのです。

オーディションの内容は簡単なマット運動と面接でした。
大勢の人は動きやすいトレーニングウエア、ジャージやスウェットといった服装でしたが
“目立とう意識”の強かった俺とニノはみんなと違うちょっと派手な格好をしていたのです。
「芸能界を目指すんやから目立たなあかん!」っとちょっと勘違いの意気込みをしていました。

ニノはピンク色のカンフー着!しかもテカテカのサテン地のめっちゃ目立つ蛍光ピンク!たぶんカンフーチェンの衣装より派手でした。
俺は忍者の衣装(実は黒の空手着に手甲、脚絆を付けただけ、さすがに頭巾は被ってません)を着てオーディションを受けました。
ちなみにショーゴは普通のジャージでした。
ショーゴはこの頃から身長186cmあったので派手な格好をしなくても存在感十分だったでしょう。
とにかく俺とニノは変な格好やったので目立ってたとは思います。今考えればタダの“イタイやつ”、アホです、バカでした・・・

実技試験は簡単なマット運動で、前転とか後転やったと思います。
JAC(養成所)の試験にしてはちょっと物足りない気がしました。

面接会場は20畳くらいの畳敷きの和室だったのですが
審査員が錚々たる物凄いメンバーでした。

本物の千葉真一、真田広之、その他JACの偉い人たちがいたのです!

めちゃくちゃ緊張しました。

そしていよいよ俺とニノの面接の順番がやってきました。

 俺はこの面接でめちゃくちゃ恥ずかしい大失敗をしてしまったのです・・・

        
         つづく・・・次回「千葉さんの前で“忍者ごっこ”」
コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする