「パーフェクト・パートナー」のアクションは
「キラーズ」全体のテーマであるガンアクションがメインなのですが
辻本監督は他の監督が思いつかないであろう斬新でド派手なガンアクションを考えていたのです!
アクションシーンのアイデアはほとんど辻本監督のアイデア、演出で
スタントコーディネーターである俺はそのアイデアを具体的に形にするにはどうしたらいいかを考え、
マットやプロテクターの準備など派手なアクションシーンを安全に撮影できるように手助けしただけです。
時間と予算の都合でワイヤーアクションは一切やっていません。
ていうか俺自身がワイヤーアクションはキライだし(全てのワイヤーアクションに携わってるアクション関係の方、ごめんなさい!)
ワイヤーアクションの経験も少なかったし、辻本監督もこの作品ではワイヤーアクションを求めていなかった。
その斬新でド派手なガンアクションの一部がこれだ!
“旋風脚撃ち~!”
主人公のヒデ(アキさん)は凄腕の殺し屋で、しかも超人的身体能力の持ち主、
相手の意表を突くトリッキーでアクロバティックな動きをしながら銃を撃ちまくるという設定でした。
ちなみにこのシーン、脚本には・・
ヒデ、超人的なスピードで飛び上がり、空中で体をひねる!
まるで旋風脚を放つような体勢で回転し、上空から何発も発砲する! と書いてありました。
ヒデ役を演じるアキさんも相当身体能力が高い人で旋風脚もできるしアクションシーンはすべて本人が演じていますが
アクションをより派手に演出するためにほんの数カットだけ“スタントダブル”(吹き替え)を使いました。
ヒデ(アキさん)のスタントダブルは
“西成のディック・ウェイ”“玉出のテッシン”と異名をとる(俺が勝手に言うてるだけですが・・)エビちゃんこと蛭子 真が演じました。
上の旋風脚撃ち画像はエビちゃんです。
エビちゃんのことはまた後で書きますのでアクション好きの方は最後まで読んでくださいね!
“撃ち方”も派手なら“撃たれ方”もド派手に!ってことで・・・
車の屋根から“香港スピン”吹っ飛び~! (下の画像ではわかりにくいですが2回転してます!)
“香港スピン”? 世代や団体によっては呼び名は異なるでしょうが
“キリモミ”“キリキリ”“ひねり吹っ飛び”“ツイスター”などと呼ばれるアクション映画ではよく見られる派手なやられ方です。
この“香港スピン”を車の屋根からガチでやったのが(しかも“繋がり上”不得意な方向で!)
“浪速のジャッキー・チェン”“天王寺のベニー・ユキーデ”と異名をとる(俺が勝手に言うてるだけですw)こまっぴーこと小松義之です。
こまっぴーのことも後で書きますね。
“旋風脚撃ち”も、“撃たれて香港スピン吹っ飛び”も本物の銃撃戦ではありえへん動きやけど、そこは娯楽映画の醍醐味です!
そしてあと一人アクション要員として参加したのが“男ットコ前”川本直弘
この作品が撮影された2002年はまだ川本と出会って間もないころで川本はまだまだ若かったけど(20歳くらいやった?)
川本のアクションのセンスのよさ、才能の片鱗を見い出していたし、
何より“純粋”にアクションが大好き!っていうような“目の輝き”が
俺の若い頃を思い出させてくれた。(俺は川本みたいに男前じゃなかったけどねw)
この作品では川本は激しいアクションはなかったけど
悪のやられ役の一人として後頭部弾着をみごとなリアクションで演じてくれました。
俺のバイクスタントの準備、補助も手伝ってもらいました。
ケンさんが撮影現場で
「自分、やられ役にしては男前すぎるで~!」っと突っ込んでいました(笑)
川本はこの撮影の一年後くらいに上京し、下村勇二さんのユーデンフレームワークスに所属したのち
現在は独立してフリーのアクションプレーヤー、アクション監督として大活躍しています!
今現在は中国で谷垣健治さん(俺は谷垣さんとは面識はありませんが、凄い方だと思います。)の元で
あのドニー・イェン主演の映画の撮影にアクションプレーヤーとして参加しています!
川本は今後、日本、いや世界のアクション業界を担うような逸材だとマジで思います。
さてさて先ほど書いたエビちゃんとこまっぴーの紹介をします。
2人とも俺が大阪でキャラクターヒーローショーのアクションチーム(カンパニーアクションチーム)に所属していた時の後輩で
もうかれこれ20年以上の付き合いになります。
ヒーローショーで一緒にショーをしたり自主制作のアクション映画を撮ったりしていました。
俺の引退記念自主制作映画「淀川バク転キッド2」では
エビちゃんには“元ムエタイチャンピオン”の用心棒役を演ってもらいました(笑)
こまっぴーとは年に数回、シネマート心斎橋や天六ユウラク座などでマイナーなアクション映画を鑑賞したあと
ビールを飲んでアクションごっこを楽しんでいます。
2人ともアクション、スタントはあくまでも“趣味”で本職をしっかり持っています。
エビちゃんはプロのスチールカメラマン、雑誌などのブツ撮りや人物撮りの仕事などをしています。
こまっぴーは電気工事士の資格を持っていて今も日夜忙しく工場で勤務しています。
しかしながら2人ともアクションの実力、センスは素晴らしく、
俺が大阪、東京で出会ってきた数々のプロのアクションマンたちにも引けを取らないどころか
それ以上の実力者といっても過言ではありません。
ただ俺も、エビちゃんもこまっぴーももう40歳を過ぎ、
この「パーフェクト・パートナー」でやったようなアクション、スタントはできません(笑)
アクション、スタントは出来る時に思いっきりやって映像に残しておきたいですね!
☆こまっぴーのアクションクリップ映像です。
↓ ↓ ↓
http://www.youtube.com/watch?v=uKq81kqt1jY&feature=fvst
エビちゃんや大阪のアクション仲間も出ています!アクションのレベル高いですよ~!
特にジャッキーアクション好きの人にはぜひ観ていただきたい、是非最後までご鑑賞下さい!
これからも俺たちは趣味としてアクションを楽しんでいくと思います。ケガには十分気を付けます。
俺にはエビちゃんこまっぴー以外にも素晴らしいアクション仲間がたくさんいるので(おっさんばっかりやけどw)
またいつか自主制作アクション映画でも撮りたいなーと思っています。
つづく・・・次回「キラーズ/パーフェクト・パートナー」⑤
バイク空中爆破スタント!“ダ、ダンボールがもうない~!”
「キラーズ」全体のテーマであるガンアクションがメインなのですが
辻本監督は他の監督が思いつかないであろう斬新でド派手なガンアクションを考えていたのです!
アクションシーンのアイデアはほとんど辻本監督のアイデア、演出で
スタントコーディネーターである俺はそのアイデアを具体的に形にするにはどうしたらいいかを考え、
マットやプロテクターの準備など派手なアクションシーンを安全に撮影できるように手助けしただけです。
時間と予算の都合でワイヤーアクションは一切やっていません。
ていうか俺自身がワイヤーアクションはキライだし(全てのワイヤーアクションに携わってるアクション関係の方、ごめんなさい!)
ワイヤーアクションの経験も少なかったし、辻本監督もこの作品ではワイヤーアクションを求めていなかった。
その斬新でド派手なガンアクションの一部がこれだ!
“旋風脚撃ち~!”
主人公のヒデ(アキさん)は凄腕の殺し屋で、しかも超人的身体能力の持ち主、
相手の意表を突くトリッキーでアクロバティックな動きをしながら銃を撃ちまくるという設定でした。
ちなみにこのシーン、脚本には・・
ヒデ、超人的なスピードで飛び上がり、空中で体をひねる!
まるで旋風脚を放つような体勢で回転し、上空から何発も発砲する! と書いてありました。
ヒデ役を演じるアキさんも相当身体能力が高い人で旋風脚もできるしアクションシーンはすべて本人が演じていますが
アクションをより派手に演出するためにほんの数カットだけ“スタントダブル”(吹き替え)を使いました。
ヒデ(アキさん)のスタントダブルは
“西成のディック・ウェイ”“玉出のテッシン”と異名をとる(俺が勝手に言うてるだけですが・・)エビちゃんこと蛭子 真が演じました。
上の旋風脚撃ち画像はエビちゃんです。
エビちゃんのことはまた後で書きますのでアクション好きの方は最後まで読んでくださいね!
“撃ち方”も派手なら“撃たれ方”もド派手に!ってことで・・・
車の屋根から“香港スピン”吹っ飛び~! (下の画像ではわかりにくいですが2回転してます!)
“香港スピン”? 世代や団体によっては呼び名は異なるでしょうが
“キリモミ”“キリキリ”“ひねり吹っ飛び”“ツイスター”などと呼ばれるアクション映画ではよく見られる派手なやられ方です。
この“香港スピン”を車の屋根からガチでやったのが(しかも“繋がり上”不得意な方向で!)
“浪速のジャッキー・チェン”“天王寺のベニー・ユキーデ”と異名をとる(俺が勝手に言うてるだけですw)こまっぴーこと小松義之です。
こまっぴーのことも後で書きますね。
“旋風脚撃ち”も、“撃たれて香港スピン吹っ飛び”も本物の銃撃戦ではありえへん動きやけど、そこは娯楽映画の醍醐味です!
そしてあと一人アクション要員として参加したのが“男ットコ前”川本直弘
この作品が撮影された2002年はまだ川本と出会って間もないころで川本はまだまだ若かったけど(20歳くらいやった?)
川本のアクションのセンスのよさ、才能の片鱗を見い出していたし、
何より“純粋”にアクションが大好き!っていうような“目の輝き”が
俺の若い頃を思い出させてくれた。(俺は川本みたいに男前じゃなかったけどねw)
この作品では川本は激しいアクションはなかったけど
悪のやられ役の一人として後頭部弾着をみごとなリアクションで演じてくれました。
俺のバイクスタントの準備、補助も手伝ってもらいました。
ケンさんが撮影現場で
「自分、やられ役にしては男前すぎるで~!」っと突っ込んでいました(笑)
川本はこの撮影の一年後くらいに上京し、下村勇二さんのユーデンフレームワークスに所属したのち
現在は独立してフリーのアクションプレーヤー、アクション監督として大活躍しています!
今現在は中国で谷垣健治さん(俺は谷垣さんとは面識はありませんが、凄い方だと思います。)の元で
あのドニー・イェン主演の映画の撮影にアクションプレーヤーとして参加しています!
川本は今後、日本、いや世界のアクション業界を担うような逸材だとマジで思います。
さてさて先ほど書いたエビちゃんとこまっぴーの紹介をします。
2人とも俺が大阪でキャラクターヒーローショーのアクションチーム(カンパニーアクションチーム)に所属していた時の後輩で
もうかれこれ20年以上の付き合いになります。
ヒーローショーで一緒にショーをしたり自主制作のアクション映画を撮ったりしていました。
俺の引退記念自主制作映画「淀川バク転キッド2」では
エビちゃんには“元ムエタイチャンピオン”の用心棒役を演ってもらいました(笑)
こまっぴーとは年に数回、シネマート心斎橋や天六ユウラク座などでマイナーなアクション映画を鑑賞したあと
ビールを飲んでアクションごっこを楽しんでいます。
2人ともアクション、スタントはあくまでも“趣味”で本職をしっかり持っています。
エビちゃんはプロのスチールカメラマン、雑誌などのブツ撮りや人物撮りの仕事などをしています。
こまっぴーは電気工事士の資格を持っていて今も日夜忙しく工場で勤務しています。
しかしながら2人ともアクションの実力、センスは素晴らしく、
俺が大阪、東京で出会ってきた数々のプロのアクションマンたちにも引けを取らないどころか
それ以上の実力者といっても過言ではありません。
ただ俺も、エビちゃんもこまっぴーももう40歳を過ぎ、
この「パーフェクト・パートナー」でやったようなアクション、スタントはできません(笑)
アクション、スタントは出来る時に思いっきりやって映像に残しておきたいですね!
☆こまっぴーのアクションクリップ映像です。
↓ ↓ ↓
http://www.youtube.com/watch?v=uKq81kqt1jY&feature=fvst
エビちゃんや大阪のアクション仲間も出ています!アクションのレベル高いですよ~!
特にジャッキーアクション好きの人にはぜひ観ていただきたい、是非最後までご鑑賞下さい!
これからも俺たちは趣味としてアクションを楽しんでいくと思います。ケガには十分気を付けます。
俺にはエビちゃんこまっぴー以外にも素晴らしいアクション仲間がたくさんいるので(おっさんばっかりやけどw)
またいつか自主制作アクション映画でも撮りたいなーと思っています。
つづく・・・次回「キラーズ/パーフェクト・パートナー」⑤
バイク空中爆破スタント!“ダ、ダンボールがもうない~!”