エキスポシティの高さ日本一の観覧車、
もう乗りました?
俺はまだですが
混雑が落ち着いた頃に乗りに行こうと思いま~す。
さてさて観覧車つながりということで
昔、スタントマン時代に
映画の撮影で
観覧車から飛び降りた時の事を書きます。
あれは今から21年前の1995年、
当時俺は28歳。
WILD STUNTSに所属していた頃の話です。
映画のタイトルは
「82(ワニ)分署」(1995年公開)という作品で
劇場公開もされました。

監督・後藤大輔
アクションコーディネーター・柴原孝典
主演・井上晴美のエロティックバイレンスアクション!
映画の事を詳しく知りたい方はいろいろ検索してみて下さい。

映画の詳しい内容は省略しますが、
俺はほんの少しだけ、
悪役として出演しています。
観覧車のゴンドラの屋根に
女刑事を縛り付けて(凄い設定ですよねw)
ナイフで脅しているところ、
隙をつかれ
女刑事に蹴り飛ばされて
観覧車から落下するという役を演じています。

ロケ場所は栃木県の
今は無き「小山遊園地」(2005年閉園)
関東圏の人には桜金造さんのギャグ
「おやまゆ~えんち~」
で御存知の方も多いと思いますw
小山ゆうえんちにあった観覧車は
ネットでいろいろ調べてみると
高さ約50mで
開業当時としてはなかなか立派なものだったのですね。
俺が飛び降りたのは一番高い50mからではなく
約20mほどの高さからでした。
20mほどの高さといっても
観覧車からの飛び降りなんて初めてだったし
ビルとかと違って
足場は悪いし、
ゴンドラってけっこう揺れるのです。
着地地点にはもちろん
WILD STUNTSのエアーマットを設置していますが
エアーマットの大きさは7m×5mほどなので
上からみるとやはりかなり小さく感じます。
※エアーマットについてはWILD STUNTSのサイトをご覧になって下さい。
↓ ↓ ↓
http://www.studio-wild.com/instrument/
観覧車を目の前にした時、
最初はけっこう緊張していましたが
俺のスタントの師匠である柴原孝典さんの指導の下、
WILD STUNTSの仲間たちと
飛び降りスタントは毎週練習していたので
本番は自信を持って飛び降りることができました!
予算と時間の都合で
リハーサル無しの一発本番でしたが
飛び降りは無事に成功しました。



しかしながら完成した作品の
自分の飛び降りシーンを見て
「ああ、なんてヘタクソな飛び降りなんだ・・・」
と反省しました。
空中での暴れ方も不自然だし
体を捻るタイミングも早過ぎる・・・
一般の人が見れば一瞬のシーンなので
なんとも思わないかもしれませんが
飛び降りスタントに詳しい人が見れば一目瞭然で
「このスタントマンはあまりうまくないな~」
と思うでしょう。
そうなのです、
謙遜ではなく
俺はほんまにたいしたスタントマンではなかったのです。
実力もセンスもないくせに
情熱と努力だけで
なんとかスタントマンの仕事にかじりついていました。
もう引退して11年過ぎましたが
そんな俺のスタントマン時代のPVです。
観覧車の飛び降りシーンも出てきますよ。
[スタント・アクションPV MAX真吉の青春!]
自分では満足していませんが
観覧車からの飛び降りという
貴重な経験をできたことは一生の自慢です!
飲み会で若い女の子を口説く時に
「おっさんは昔、スタントマンやっててんで!
観覧車から飛び降りたこともあるねんでー、スゴイやろー」
などと自慢したりしてませんよw
スタントの話をするより
カラオケをうまく唄うほうがモテるので
カラオケの練習しよーっと!
嗚呼、中年真っ只中~!
※最近、ネットニュースで
国外、国内のスタントマンの撮影中の事故や
その補償問題についての記事を読みました。
・スタントマンがトム・サイズモアの車に轢かれ重傷。後を絶たない撮影現場の事故例を振り返る
http://bylines.news.yahoo.co.jp/saruwatariyuki/20160707-00059720/
・スタントマンのケガ「後遺症は自己責任」発言に激怒した高瀬監督が語る「労災問題」
https://www.bengo4.com/c_5/c_1626/n_4870/
これらのことについても
いろいろ書き辛いこともありますが
俺の経験や考えを後日書こうと思います。