さてさて遅くなりましたが一週間前に観てきた
「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦 」の感想です。
※ネタバレも書きますので内容を知りたくない人は読まないで下さい。
先に言っときますが、
俺は「ガンダム」とか「エヴァンゲリオン」とかのロボットアニメものには
ほとんど興味無くて、「パトレイバー」ってものにもぜんぜん興味ありませんでした。
(上から目線っぽくてすみません)
でもアニメじゃなく“実写版”となれば話は別です。
俺は“肉体派リアルアクション映画”や
“カー&バイクアクション映画”が大好きやねんけど
SFとか特撮映画もけっこう好きなのです。
昔の「スター・ウォーズ」とか「ターミネーター」とか
「ロボコップ」とかは大好きです。
2013年に観た「パシフィック・リム」が、なかなか良かったので
いよいよ巨大ロボもアニメじゃなく実写で楽しめる時代が来たと思います。
「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦 」の
チラシに、デカデカと
「日本でしか描けないスーパーリアル・ロボットアクションここに到達!」
なんて書いてあるからさぞかし凄いロボットアクションが観れるかも!
と期待して観にいったのですが・・・
わははは・・・ほとんどロボットアクションはありませんでしたw
パトレイバーが活躍するのはラストの10分弱くらいかな。。。
しかもパトレイバーって見た目はカッコエエのに
ほんま弱っちいし役立たず。
時代が変わって“無用の長物”という設定。
それはそれで面白い設定ではあると思いますが・・・
あまりもマヌケすぎて海に転落するところは失笑してしまいました。
この長編版の前の短編エピソードを何本か観ていたので
ある程度の予備知識はありましたが
長編版ではパトレイバーがもっと大活躍すると思っていたのに・・・
“日本でしか描けないスーパーリアル・ロボットアクションここに到達!”
このチラシの宣伝文句、ちょっと詐欺レベルやんけ!
と思いながらも映画ではよくあることなのでまあいいです。
でもヘリVSヘリ、ヘリVSジェット戦闘機の空中バトルは大迫力でした!
劇場で「おおー!スゲー!」と呟いてしまいました。
邦画でこれだけ迫力ある空中バトルを観るのは初めてです。
東京都庁の周りをグルグル旋回したり、
首都東京の上空で繰り広げられる大空中バトルは大迫力!
この空中バトルを観れただけでも劇場で観た価値がありました。
邦画のVFX技術も凄いですね~
今回の主役といっても過言ではない“グレイゴースト”が激シブ!
グレイゴーストとは熱光学迷彩により姿を消すことができる最新鋭戦闘ヘリ!
女性パイロットのヘルメット、コスチュームもカッコエエ!
腰のくびれがセクシー!
このグレイゴーストを迎え撃つコブラやF16の飛行シーンがまたカッコイイ!
俺は子供の頃、プラモ大好き少年だったので
ハセガワやタミヤの戦闘機やヘリのプラモをよく作っていたので
軍用ヘリや戦闘機のメカにもちょっと興味あるのです。
映画のストーリーとか人物関係は
やはり原作やアニメを知っておかないと
理解し難い部分もあると思います。
テロとかクーデターとかという社会的な重いテーマもあるのに
ハチャメチャなギャグ芝居もあるし、
クールでリアル志向の芝居もあるし、
ちょっと演出に一貫性がないなーとも思いました。
筧 利夫と高島礼子の会話劇が長くて
正直なところ、退屈やなーと思うところもありました。
しかし、激しいガンアクション満載の戦闘シーンはかなりよかったです!
クールビューティーのカーシャのアクションがカッコエエ~!
「エイリアン2」や「ターミネーター」の戦闘シーンのようでした。
いろいろ批判的なことも書きましたが、
全長8mの実物大パトレイバーの製作や、
防衛省の全面協力によるリアルな戦闘シーンなど
いままでの邦画では観れなかったスケールの大きな作品だと思います。
興味のある人はぜひ劇場へ!