ふくふく日記

絵本・紙芝居作家のよこみちけいこのブログです
子育てに家事に音楽に創作のことなどなど,マイペースでのんびり更新中

転機

2016-08-06 15:21:30 | 絵本作家への道
絵本作家への道!シリーズの続き。。。23の巻


そして、そして!!


4月のある日、


とうとう会社を辞めてしまいました!!!


もちろんいきなりやめてしまったのではなく、3か月前に会社に申請して。
ものすごく、グールグルグルグールと色々考えて、自分の中をととことん見つめなおして出た結論です。

そして10年あまり住んでいた大阪から
「広島に帰る。地元で絵本を描きながら、絵本の勉強をしながら働く」
という結論になりました。

これが、私の大きな転機になったと思います。

私はもう大阪が大大大大だーい好きだったんです。
なので、大阪にずーっと暮らしていたいと思っていました。

でも、今、自分が何が一番やりたいのか、どうしたいのか、と、考えたときに
「大阪に住む」
ではなくて、
「絵本を描く環境を整える」
というほうが、大きくなったんだなと思います。

大阪で薄給で一人暮らして、夜な夜な絵本を描いて~の生活がかなりしんどくなってきてたのもあります。
家賃も光熱費もかかるし、ほしい絵本も気軽に買えないし、画材だってお金がかかる。

だったらもう地元に戻って、実家暮らしで衣食住の心配はせずに、絵本描く!って決めれました。スンナリ。

どこかに「自分の好きなことしてるんだから、実家に甘えちゃいけない」
っていう思いもあったんですよね。
でも、もう甘えられるものには甘えさせてもらう!だって夢をかなえたいからさ!っていう気持ちが出てきました。

実家の母はもう大喜びで、ようかえってきたなーって迎えてくれました。
大学進学からずーっと家を出ていたので、10年ぶりに一緒に暮らしますよ。ドキドキ。

「ただいま帰りましたー」
って戻ったそのとき、実家のおばあちゃんが
「よくがんばったねえ」
って言ったんです。

思いがけない言葉でした。

ああ、私、一人で頑張ってたんだなあって。
ぜんぜん頑張ってたつもりはなく、一人で気ままに暮らしてただけと思ってましたが。
あ~、そうだよなあ。。。いろいろあったなあ。。。だけど、頑張ってきたんだなあって。

こうして、迎えてくれる実家があることが、とてもありがたかったです。
ま、実家とはこの後いろいろあって、もう出ていく!ってなこともあったんですけど、そこはちょっと割愛しまして、とにかく仕事も家もひき払い、私は地元の広島で、また新しいスタートを切ることになりました~~。


つづきます。



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新しい目標

2016-08-06 14:51:42 | 絵本作家への道
絵本作家への道の続き~~21の巻

自費出版のワルイ会社だったとはいえ、初めて絵本でなんらかの賞にひかっかったことは、私の中で大きな一歩になりました。
このころも「こころの法則」はずっと続けていまして、毎日絵本作家になったぞーとなりきり日記も書いてました。3行くらいだけど。

毎日、絵本のことで頭がいっぱいなので、以前のようにはウツウツとしていなかったんですけど、それでも
「この先、どうすべき?私どうすんの?」
っていう不安は常にありました。

このまま仕事しながら、絵本作家になる夢を追いかけていって、それでもしダメだったら???
どうするの?どうなるの?

ってね。
ま、こんなん考えてる時点で、「こころの法則」が全くできていないんですけども!


毎日、会社帰りに阿倍野の本屋に立ち寄って、いろんな絵本を読むのが日課でした。
(図書館が近所になかったので)
世の中にはいろんな絵本があるもんだなあーと思い、はて?私はどんなもんが描きたいのかしら?
絵は相変わらず下手っぴでしたが、それは置いといて、自分はどんなお話しが描きたいのかなあと。

大人になってから、改めていろんな絵本と向き合いました。
その中で、子供のころからあるいわゆる名作絵本「はじめてのおつかい」を久々に読んでびっくり!
これですね。

「これ、こんな話だったのかー!」

このことについては、過去日記「はじめてのおつかいのトラウマ」にも書いてますので参照いただければ。

この子供の何気ない日常、それがこんなにドラマチックで面白いものになるんだ!という驚き!
細部までこれでもかと描き込まれた絵も魅力的で。

絵本は動物が出てくるメルヘンなものや、妖精やオバケなんかが出てくるファンタジーなもの、ナンセンスや昔話などなど、いろいろあります。
それはもう読み手の好みの問題で、決まりは特にないのですが、私はもう
「わたしも、このはじめてのおつかいみたいな絵本が作りたい!」
と思ったのです。

さりげない当たり前の日常の中にこそ、宝物みたいな大事なものがあって、それを見つけ出したいなあと。
とはいっても、しつけ的なものではなく。
子供の目線で、子供の出会うもの感じることを絵本にしてみたいなあと思ったのでした。
それは自分の子供時代がすごく楽しかったからかもしれません。

「はじめてのおつかいみたいな絵本をいつか作ってみたい!!」
というのが、私の新しい目標になりました。

つづきます。。。




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