たてやま村歌舞伎・三番叟他 2008-12-22 | 千葉県南総文化ホール 三番叟 四方鎮めの神楽三番叟で 催しの初めに演じられます。 義太夫 絵本太功記十段目 尼ヶ崎閑居の場 賊と間違え 母親を竹槍で刺してしまった。 傷を負って帰ってきた十次郎 カーテンコール たてやま村歌舞伎保存会の 設立五周年記念 顔見世公演が千葉県南総文化ホールで行われ見に行った。演目は三番叟と 絵本太功記十段目 尼ヶ崎閑居の場 だった。いつも見に行っているが 今回も素晴らしかった。館山の伝統文化として いつまでも保存継承していって欲しいです。 絵本太功記十段目 尼ヶ崎閑居の場のあらすじ 武智(明智)光秀は主君小田春永(織田信長)に領地を没収されたのを恨み、本能寺に夜討ちをかけて春永を自害させてしまいます。この知らせを聞いた真柴久吉(羽柴秀吉)は、光秀討伐のためとって返してきました。 舞台は尼崎。尼となった母、皐月のところへ光秀の妻、操が息子の十次郎の許嫁である初菊を連れ、出陣する十次郎のために許嫁の初菊と結婚式をあげさせます。そして十次郎は許嫁の初菊と名残を惜しみながら戦に行くのでした。そこへ旅の僧に身を変えた久吉が、一晩泊めてほしいとやって来ます。その後をついてきた光秀は竹槍で久吉を殺そうとふすまごしに刺しました。しかし、刺されたのは久吉ではなく母の皐月でした。皐月は「主君を討って名を上げても、それはよいことではない」と悲しみながら死んでいきます。 そこへ、戦で深手を負った十次郎が戻ってきました。そして味方の戦が不利であることを息絶え絶えに光秀に伝え、最後に息を引き取ります。久吉の軍勢が目前まで迫まり、光秀の前に現れた久吉は襲いかかろうとする光秀に天王山において勝負を決しよう、と再会を約束し別れます。