鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

下がり輪の種類

2021-08-13 07:22:24 | 大工道具
輪は基本2種類で、刈り込み鋏用のテーパー状で面の無い物。鑿用に抜けにくくした狭い方を面取りした面取り輪。





抜けるので柄屋がお願いして作ってもらいました。

その面取り輪を機械打ちされて黒色の表面処理をされた手打ち輪。形としては3種類ですね。


昔は鉄の継ぎ目を溶接されてました。

輪は大きいので裂けた経験は無いですが。口金は裂けた事があります。

今はパイプなので心配いらなくなりました。



うちでは面取り輪を使い磨き輪・熱加工して紺色にするイブシ輪・手打ち輪を使ってます。

今の輪屋さんは熱して叩いてする手打ち輪から機械打ちの手打ち輪に変えられ量産されました。



その手打ち輪も機会が古くなってきて大きい所が作れなくなりました。

そこで貿易用の穴や鑿丸輪を黒に表面処理しました。

と言うより表面処理を業者やさんに出すんですけど。



どうでしょう?

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 口金の種類  | トップ | 鑿柄以外の物 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

大工道具」カテゴリの最新記事