鑿の柄付け職人の日常 !!

手道具存続の為に頑張ります。

いぶし銀 Ⅱ

2014-12-23 06:39:40 | 大工道具
三木の黒田さんの鑿で黒田の盃です。
古鑿は3年に一回見るかどうかです。




すごく味わいがあります。



田斎さんの古鑿叩きです。
つげから白樫に交換。



口金は自作されてるんですね。合わせ目が見えます。



セン隙も凄くきれい。



丁寧に作られてますね~。




口金が手作りで厚みが違うのでセンターを合わせるのが大変でしたが、綺麗に付き安心し
ました。ついでに内面も取っておきました。



喜んでもらえるかな~。

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いぶし銀

2014-12-20 22:59:57 | 大工道具
カネタケさんより古鑿が持ち込まれました。



今はなで肩ですがいかり肩の頃(10年以前前後)の物です。
いい感じに剥げてきてヤスリ目がくっきり。とてもいい感じです。
細軸蝋引き柄を取付けしました。







かすがいも綺麗に入ってますし、いい感じに復元できました。



こんなのも。ヤスリ目が出ていてとてもいい感じなのですが写真ではいまひとつ・・。






東京の長弘鑿です。口金・輪をそのまま使用。












手道具も経年と共に味が出てきてより価値があるように思いました。
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特殊鑿Ⅱ

2014-12-18 23:25:37 | 大工道具
前回のに書き忘れました。
ご存知の通り、高橋和己特殊鑿さんの刻印は白紙2号がカネタケ(⏋に武)・青紙がカネタカ(⏋に高)。

高橋特殊鑿(高橋亮一)さんは○に頭がΛの。貿易のの彫刻鑿や氷鑿が多いです。




和己息子(典三・のりかず)さんとはいとこになります。


和己特殊鑿のカネタケの整形は息子さんです。
典三はなぜあのような精度が出せるんでしょう?


とにかく手先が器用。
子供の頃からちょっとぽっちゃり(失礼)がっちり体系で、スポーツ万能でした。
三木中バレー部でもレギュラーで全国大会にも出られました。


高校から関学に進みアメフト部に。

あの体系(またまた失礼)で同じ学年部員の誰よりも足が早い。
先輩から「お前なら日本代表に入れる!」と。
しかし、バレーでジャンプしすぎたか腰痛でドクターストップ。夢は絶たれました。


理数系で中でも化学が得意。


サラリーマンを経て自宅の鍛冶屋へ。
数年後、土田刃物店で千代鶴是秀の鑿を見せてもらった。
また、出入りの大工さんから是秀の鑿を借りて顕微鏡で組織を見た。

スイッチが入ったんでしょうね~。
とても叶わない存在でも目標は高ければ高いほどいいですもの。


鉋や日本剃刀も作ってはりました。地場産業の強みで提言してくれる人が居るんです。


先輩といえば常三郎の徹さんもバレー部で全国大会準優勝してます。

他には株式会社トダの社長は近大バレー部。
専務もバレー。

自分が一番中途半端で万年補欠でしたが、バレーつながりなんです。


前回のに書き忘れました。
高橋和己特殊鑿さんの刻印は白紙2号がカネタケ(⏋に武)・青紙がカネタカ(⏋に高)。

高橋特殊鑿(高橋亮一)さんは○に頭がΛの。貿易のの彫刻鑿や氷鑿が多いです。



和己息子(典三・のりかず)さんとはいとこになります。


カネタケの整形は息子さんです。
典三はなぜあのような精度が出せるんでしょう?


とにかく手先が器用。
ちょっとぽっちゃり(失礼)でしたが、スポーツ万能でした。
三木中バレー部でもレギュラーで全国大会にも出られました。


高校から関学に進みアメフト部に。

あの体系(またまた失礼)で同じ学年部員の誰よりも足が早い。
先輩から「お前なら日本代表に入れる!」と。
しかし、バレーでジャンプしすぎたか腰痛でドクターストップ。夢は絶たれました。


理数系で中でも化学が得意。


サラリーマンを経て自宅の鍛冶屋へ。
数年後、土田刃物店で千代鶴是秀の鑿を見せてもらった。
また、出入りの大工さんから是秀の鑿を借りて顕微鏡で組織を見た。

スイッチが入ったんでしょうね~。


鉋や日本剃刀も作ってはりました。地場産業の強みで提言してくれる人が居るんです。



常三郎の徹さんもバレー部で全国大会準優勝してます。
株式会社トダの社長は近大バレー部。
専務もバレー。

自分が一番中途半端で万年補欠でした。


みんな競い合っていい物を作っていけばいいんです。
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特殊鑿

2014-12-16 23:21:21 | 大工道具
その昔、播州三木の鑿鍛冶さんはすべての鑿を作っておられませんでした。
追入れ鑿専門・建具屋専門と言うように得意分野が分かれてました。

その中で特殊鑿専門に高橋さんがありました。
高橋系統すべて特殊鑿と決まってました。
一番古いの高橋和己特殊鑿さんです。


代々の技術を継承されてきてますので、三角の鑿は特殊鑿さんでしか作れませんでした。
難しい彫刻鑿専門だった特殊鑿さんが大工鑿を作られたのだから・・・。









和己さんの亡き弟(昌巳さん)は氷鑿も作っておられました。形もよく似ててスッキリしてましたよ。

その後、引き継いで和己さんも氷鑿を作られましたが。



誰もが間違いそうな名前で高橋特殊鑿って所もあります。

形はちょっと違います。









何処ともツボはしっかり抑えてはります。



高昇さんもあります。







ここの本家で、高久鑿製作所は息子さんが入られましたが鑿は作っておられません。
お父さんが健在の時は綺麗な鑿作ってはりました。


和己さん息子(のりかず)さんは自分のひとつ上の先輩です。
入られたのは自分より後ですが、何故精度の高い鑿をつくれるか?
また、その秘密はまた次に・・・。
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リフォーム

2014-12-14 07:25:01 | 日記
ベランダからの雨漏りで、築40年弱の家がシロアリに食われてました。
建てた人は父親の兄です。阪神大震災の影響もあるのか。






天井が滲んでいたのでもしやって思ってましたが・・・。


やってくれている大工さんはこの人です。




写真でか!普通ですると小さいんで全然判んないし・・・。
皆さん上手にされたますね? いいサイズが出来ない。涙~。


稲見充典君(左)途中から手伝って頂いた親方の息子さんの竹中君(右)。
非常に丁寧にして仕事してくれてますので、大変助かってます。


実は弟嫁のいとこです。
最初に出会ったのは弟が結婚する数年前。高田製作所に行った時、多くいた大工さんの中でたまたま隣にいて話をした人がこの人でした。


この人のいとこと弟が結婚するとはすごい縁です。
稲見君のお父さんと自分の親方(亡き父親)も知り合いでした。


部屋と廊下だけの予定だったのですぐ終わるって思ってたのが・・・。
とにかく大変な作業になりました。

耐震補強からですもの。出てくる出てくる次から次から。


リフォームについては別のブログ(父親が亡くなってお墓をどうするか?)に書いてます。

よろしければブライベートブログを見て下さい。
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