バヌアツでの地震は、日本の地震とリンクする

オーストラリアの北東に位置するバヌアツという地名はあまり聞いたことがないかもしれない。だが、ここ2,3年地震予測に取り組む人々の間では注目されている場所である。
実はバヌアツで地震があると、8日から10日後に日本でも地震があるというのだ。これは怪しげな預言者の戯言とは違う。統計的な裏付けがある話なのだ。
昨年の７月２６日にバヌアツに地震が起こったあと８月４日に日本に地震が起きている。また２０１２年の１２月にも同じ事が起きており、この共時性はここ数年で十回ちかく確認されており、何らかの理由があるのではないかと言われている。
確かにプレート世界地図を眺めていると、バヌアツは太平洋プレートとインドプレートの境界に位置しており、日本もおなじように太平洋プレートの境界近くに位置している。
地震のメカニズムから考えてブレートが地震の発生に何らかの影響を与えているのは事実であり、バヌアツが揺れることで同じブレート上にある日本に影響があるのかもしれない。
最近では、６月１９日にバヌアツで地震が起きている。となると近いうちに日本で地震が起きるのであろうか。 無論これは統計的な話であって、科学的根拠は無い話だ。また、プレートと地震の関係も有力な仮説に過ぎず、絶対的な事実ではない。