カンニング竹山の自称アイドルおばさんと新幹線であったはなし
カンニング竹山は新幹線で不思議なおばさんとあったことがあるらしい。
その日は混んでいて、あるおばさんと席が真横になった。するとそのおばさんが突然話しかけてきた。
『ちょっと、お兄さん、あたし品川で降りるからさぁ、着いたら起こしてくれない?』
〔ええっ、このおばさん、何言ってるんだろう]
と思っていると、おばさんはうつらうつらと寝はじめた。どうせ、自分も品川駅で降りるからいいやと諦めた。
するとおばさんは品川駅の手前で自然に起きてくれた。
{ああ、良かった]
と竹山が胸をなでおろしていると、今度はおばさんが話かけてきた。
『お兄さん、カンニング竹山さんでしょ』
『ええっ、そうです』
思わず竹山も認めてしまったが、おばさんは図に乗ってサインを求めてきた。サインをしてあげていると
『実はあたしも同じ業界なのよ』
と言われた。
『えっ、衣装さんとか、メイクさんですか?』
と竹山が聞き返すと、おばさんはこう言った。
『あたし、アイドルなのよ』
『アイドル?』
どう見ても50代にしか見えないおばさんのどこがアイドルなのか、竹山は今も頭を悩ませている。
文•山口
その日は混んでいて、あるおばさんと席が真横になった。するとそのおばさんが突然話しかけてきた。
『ちょっと、お兄さん、あたし品川で降りるからさぁ、着いたら起こしてくれない?』
〔ええっ、このおばさん、何言ってるんだろう]
と思っていると、おばさんはうつらうつらと寝はじめた。どうせ、自分も品川駅で降りるからいいやと諦めた。
するとおばさんは品川駅の手前で自然に起きてくれた。
{ああ、良かった]
と竹山が胸をなでおろしていると、今度はおばさんが話かけてきた。
『お兄さん、カンニング竹山さんでしょ』
『ええっ、そうです』
思わず竹山も認めてしまったが、おばさんは図に乗ってサインを求めてきた。サインをしてあげていると
『実はあたしも同じ業界なのよ』
と言われた。
『えっ、衣装さんとか、メイクさんですか?』
と竹山が聞き返すと、おばさんはこう言った。
『あたし、アイドルなのよ』
『アイドル?』
どう見ても50代にしか見えないおばさんのどこがアイドルなのか、竹山は今も頭を悩ませている。
文•山口
それとも人生がアイドル状態とか!?