都市伝説「赤い部屋」バージョン2:タクシー運転手と赤い女
今回紹介するのはまた別のパターンである。
あるタクシー運転手が、真夜中に女の客を拾った。この女が不気味な出で立ちであった。
「○○町までお願いします」
赤い服に、赤いバッグ、赤い靴に赤い口紅。上から下まで”赤い”もので身を固めている。
運転手は女のことを訝しんだが、夜中の貴重な客である。女の告げた行き先に急いだ。林道を抜けた先にその洋館はあった。えらく古い建物のようだ。
「お客さん、着きましたよ」
運転手の言葉に女は無言のまま料金を払い降りていった。
『妙な女だな』・・・運転手はハンドルにもたれかかりながらつぶやいた。女の降りた場所は、森の茂みの中の洋館の前。森の奥に赤いレンガ作りの古い屋敷が見える・・・(この続きはこちらから)