プロレスのリングが柔らかいのと船から荷物を降ろす渡し板が柔らかいこと

プロレスのリングには度々上がっている。花束贈呈や選手権試合の宣言で何度か上がらせてもらった。 その時におもうのが意外にマットが柔らかいという事だ。 今までは投げられた時に受身を取りやすくし、怪我を未然に防ぐためだと思っていたが、技をかける側のためでもあると分かった。

本日見た所ジョージのニッポンの出番で、江戸期の頃、船から陸地に船荷を担ぎ上げるときに、硬い板を渡し板として使うと、次々と荷揚げ職人が腰を痛めた。そこで人が船荷を担いで板に乗るとたゆむ程度の柔らかい板に変えたところ、腰を痛める荷揚げ職人が減ったという。

つまり、板がたゆむことにより人間の体にかかる荷物の負荷が軽減し、板のリバウンドが荷揚げ職人職人が踏み出す第一歩を手助けする役割があるらしい。 なるほどプロレスのリングが柔らかいのもアルゼンチンパックブリーカーやスープレックスで相手を担ぎあげたときに腰を痛めてしまうことを防ぐ意味もあるのだ。

文、山口