「亡くなる前の犬の気持ちが、自分の夢の中でハッキリと感じられた」
当時小学生だった頃のお話です。
両親の生まれ故郷である、北海道に住んでいた時、生まれて初めて犬を飼った時の事でした。子犬が生まれたのでと、もらってきた犬の名前がジロ。北海道犬(アイヌ犬)(狩りをする時に使われるマタギ犬)と雑種のミックスの子犬でした。
小さい時は何とか大丈夫だったのですが、狩猟犬だけあって力強く、1年もすると、小学生の手には負えないほど力強く、段々と散歩に行かなくなってしまいました。ある時、金属の鎖を噛み切って脱走した事が有り、父親は、新日本プロレスの真壁さんが首に巻いているような、物凄く太い鉄の鎖を買ってきて交換しました。
しかし、それも時間をかけて噛み切って脱走してしまいました。
そんな時です。多分朝方の4時頃とかの、日が開け始める時間だったと思います。鎖を噛み切った愛犬が、家の周りのアスファルトの道路を鎖を引きずりながら、走り回っている様な音が聞こえた様に感じました・・・(続く)