心優しい女性の言い伝えが残る地から心霊スポットへ 「おせんころがし」の逸話

千葉県の有名な心霊スポットの一つに「おせんころがし」という場所がある。
急峻な断崖で昔から交通の難所と知られており、過去には転落死亡事故や投身自殺も多かった。更には1951年にはこの場所を舞台にした連続殺人事件が発生し、より験の悪い土地とみなされて心霊スポットとされるようになってしまったようだ。
だが、本来「おせんころがし」は世の無常さを想起させるような場所ではなく、むしろ逆の性格を持つ伝説が語られていた土地であったという。
この地には、昔おせんという若い娘がいた。彼女の父はこの一帯を治める豪族だったが、村人に重い年貢を科して厳しく取り立てていた。彼女は重税に苦しむ村人の事も、強欲な父親のことも憂えていたが、ついにある時、村人達は彼女の父親を殺すことを決意する・・・(この続きはこちらから)

