50年の時を超えて描写が現実のものとなった小説「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」
日々様々な話を生み出している作家やアーティストらは、時に現実と創作の垣根を飛び越えるような作品を世に出すことがある。
多数の恐怖小説を執筆し、世界初の推理小説「モルグ街の殺人」を世に出したことから「推理小説の父」ともいわれる小説家、エドガー・アラン・ポー。彼が1838年に書いた小説に「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」というものがある。
表題のアーサー・ゴードン・ピムという人物が南氷洋での冒険を本にして出版するため、親友の乗る船に密航する形でついていく事に。しかし、途中で船員たちが反乱を起こし、乗組員は彼らを含めて4人だけに。さらに嵐が彼らを襲い、漂流の果てに食料が底を尽きた彼らはくじを引いて一人を殺害、その肉を食って生き延びる事を決める・・・(この続きはこちらから)