山口敏太郎の想う事『東京集中型経済の見直しと疎開』

山口敏太郎の想う事『東京集中型経済の見直しと疎開』

　今回、東北・関東大震災は大きな爪痕を残した。だが、原発処理はまだ残っているし、壊滅的なダメージを受けた東北経済の立て直し、確実に下がる食料自給率の回復など、本当の闘いはこれからである。われわれ日本人が総力を結集して、この国難に当たらねばならない。

　現在、問題視されているのは東京の薄汚れた空気である。体には影響がないとテレビ局は繰り返すが、子供たちに吸わせて良いとは思えない。早急に子供だけでも西日本に疎開させるべきである。橋下大阪府知事は受け入れをツイッター上で明言しているし、名古屋の川村市長にも筆者の仲間関連を通し、疎開児童の受け入れ宣言をして頂きたいとお願いしている。
　日本が戦後奇跡的に復興したのは、多くの子供を田舎に疎開させ都市部の空襲から守ったからである。とにかく22世紀に希望を残すためにも子供たちにおいしい空気のもとで成長してもらいたい。

　また、東京を中心とした一極集中型の国家運営も問題である。もっと日本人が日本列島に広くまんべんなく散らばれば、この大量消費社会を変えることができ、原子力発電所に頼らないと生きていけないような”愚行”を断ち切ることができる。日本の国家形態が変換する時期に差し掛かっているのではないか。

　あと、今すぐに、日本中の原子力発電所をチェックし、万全の態勢を整えてほしい。もしできることなら、必要以上の原子力発電所の建設は辞めて頂き、今後は風力発電や太陽発電に移行していってもらいたいものである。大企業や官庁、役所に対し、自力による太陽発電、風力発電を義務づけることは法的に可能ではないだろうか。


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