当時のヴェルサイユ宮殿に迷い込んだ…有名なタイムトラベル事件(その3)

『当時のヴェルサイユ宮殿に迷い込んだ…有名なタイムトラベル事件(その2)』から続く
2人がこの日のことをお互いに確認できたのは、1週間後に手紙でやりとりをした時のことだった。あまりに恐ろしく、宮殿を出てもそのことを口に出来なかったのだという。
その後2人は自分たちが見たものを確認するため、17世紀当時のことを調べはじめた。あらゆる書物をあたり、研究家を訪ね、丹念に当時の様子を調べ上げた。
すると、当時の守衛は三角帽をかぶり、緑色のコートを着用していたことや、宮殿内に住み込みで働く母娘がいたこと、マリー・アントワネットの側近に天然痘に感染した経歴があり、顔にあばたのある人物がいたことなどがわかった。
そして、あの高貴な女性が誰だたったのかもわかった。あの女性は、絵画に描かれたマリー・アントワネットそのものだったのだ。
3年後、2人はもう一度ヴェルサイユ宮殿を訪れてみることにした。しかし、景色は様変わりをしており、彼女たちが見たはずの橋や音楽堂のような建物は見つけられなかった・・・(この続きはこちらから)

