赤ちゃんが入った恐竜の卵を発見
恐竜の多くは卵生とされているが、先日中国にて「赤ちゃんの骨が入った恐竜の卵の化石」が発見されて話題になっている。
こういった標本は過去にも発見されているが、非常に珍しい。今回の標本は数十年前に発掘調査で発見されたものだったが、先日まで中国の博物館の奥の部屋で埃をかぶっていた。改めて化石を再調査したところ、なんと中に赤ちゃん恐竜の骨が入っている事が判明した。
この恐竜は今から6600万年から7200万年前に棲息していたオヴィラプトルの仲間と考えられている。「ベイビー・インリャン」と名付けられたこの胚は、現代の鳥類の胚と同じような姿勢をしており、孵化する直前に「タッキング」と呼ばれる内側から卵を割る一連の動作をする事が伺えるという…(続く)