「月空洞説」は未来の想像を描いた仮説だったのか?!
月空洞説とは、アポロ計画の以後に唱えられるようになった仮説の一つである。その名の通り、月の内部は空洞になっているのではないかという説であるが、なぜ空洞であるのか、空洞であれば内部はどうなっているのかということが紐づけて語られている。
1969年、アポロ11号によって世界初となる月面への有人着陸が成功した。アポロ計画はその後15号まで続けられ、その間に様々な月面での物質採集や実験が行なわれていた。
11号の着陸から4ヶ月後のアポロ12号でのこと、この時の実験の一つに「月での地震調査」があった。月面の数ヶ所に地震測定器を配置し、上空およそ65メートルから宇宙船の離陸装置を落下させて地震を発生させた。すると、その揺れはなんと約55分もの長い時間計測されたというのだ。まるで、鐘に衝撃を与えた後に鳴り響く様のようであったことから、月の内部は空洞になっているのではないかと考えられるようになった。
月はその成り立ちからも、ジャイアントインパクト説(巨大衝突説)といった様々な説が唱えられているが、その中には「月が人工的に作られたものではないか」という考えも存在している。さらに言えば、月はエイリアンによって宇宙船として改造された天体であり、地球に飛来するUFOの燃料補給地とされているのだという。月が常に同じ面を地球に向けているのは、月の裏にある基地を隠すための意図的なものであり、地下都市では多くのエイリアンたちが住処としているというのである…(続く)