82年間、実際の女性を見ることなく生きてきた男性が存在した
生まれてから死ぬまで一度も「女性」に会ったことがなかった男性がいる。その人物は19世紀のギリシャに生まれた修道士、ミハイロ・トロトスという人物だ。
彼の母親は生まれて間もなく亡くなったため、母親の顔すら知らなかったという。その後、彼はギリシャのアトス山の修道院にいる正教会の修道士に養子として育てられることになった。
そもそもアトス山はギリシャ正教会の聖地となっており、20の修道院や修道小屋によって自治が行われている。そのため現在ではこれらの修道院が共同体となって「アトス自治修道士共和国」を名乗っている。現在もおよそ2000人の修行僧が中世からのしきたりに沿って、祈りと労働の日々を送っている・・・(続く)