日本語に表れる徳性――日本人は「意識の本質」を知るがゆえに優しい
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主語不要な日本語は自己主張の弱さにつながる
英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロシア語など印欧語と総称される系統の言語では、文章中に人称代名詞などが主語として必ず置かれる。くだけた言い方では主語なしの表現もあるが、一般的には主語が文頭などに強調される形で置かれることが多い。
一方、日本語は主語なしでも文章が成立するのが普通で、その感覚で英文を読むと「I」とか「You」といった単語が頻出することに違和感を覚える。
たとえば、相手の言ったことを聞き返すときの慣用句に「I beg your pardon?」というものがある。直訳すると「私はあなたの許しを懇願します」と大仰になるが、感覚としては「えっと、すいません?」ぐらいの感じだ。ただし、あくまで聞き返しの慣用句なので、実際には「何といいました?」などと訳される・・・(この続きはこちらから)
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