「死の刻(こく)を知らせる子供の話」
はじめまして。ラジオネーム「だっぺちゃん」です。茨城出身の49才です。
◆死の刻(こく)を知らせる子供の話
これは、父に聞いた、私が産まれる前のお話です。
うちのお爺ちゃんは、癌で長いこと病院に入院していました。当時家にはお婆ちゃんと父母の3人で暮らしていました。
ある日、父が車で仕事からの帰り道、家に程近いT字路を曲がろうとスピードを落とした時、道の横の田んぼの中に、ちゃんちゃんこを着た子供が二人並んで立っていたそうです。
子供は男の子と女の子で、父に向かって二人揃って深々とお辞儀をしたのだそうです…(続く)