持ち主に富をもたらす日本古来の使い魔「管狐」

陰陽道に式神というと、昨今の漫画やゲームを始めとするフィクションの影響もあり、陰陽師が意のままに操るちょっとした使い魔のようなものを想像するかもしれない。だが、実際の式神や伝承に残る使い魔の数々は、いずれも一筋縄ではいかず、ともすれば術者に害をなす扱いにくい化け物たちである。
日本に伝わる使い魔といえば、例えば「管狐(くだぎつね)」がいる。
「管」の通り竹筒などの小さな入れ物に入れられるほどの大きさしかなく、別名を飯綱、飯縄権現ともいい、主人の命じるままに動くとされている。この管狐は様々な情報や品物を主人の望むままにもたらすため、管狐を使う者もまた通力を得て富み栄えるとされていた・・・(この続きはこちらから)

