「与那国海底遺跡」は海底に眠る古代に栄えた文明の痕跡か
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1986年、南西諸島八重山列島にある日本最西端の島「与那国島」の南側海底において、地元のダイバー新嵩喜八郎(あらたけきはちろう)が巨大な一枚岩や階段構造を発見した。その様は海底に眠る巨大宮殿の遺跡のような光景であり、のちに「与那国島海底遺跡」と呼ばれ現代に至っている。
発見された岩は、直角になった部分や通路のように平坦な部分、そして柱が立っているかのような穴も多く存在していた。その規模は東西約250メートル、南北約150メートルというエジプトのピラミッドよりも大きく、高低差は25メートルほどあるというのだ。1992年に琉球大学の教授らによって調査が行なわれ、98年には「遺跡発見届」が沖縄文化局に提出された…(続く)
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