プロレス頭で不思議を考える！

　”プロレス頭”という言葉がある。週刊プロレスや週刊ファイト誌上で使用された言葉であり、プロレスファンにはお馴染みの単語だ。平たく言えば、プロレス的概念でキャッチフレーズやタイトルを考え、プロレスラーチックに動くことで道を切り開くことである。これが自分にとって大きな武器になっている。
　例えばＵＭＡの正体として筆者が上げている「ハイブリッド生物」という言葉は、稀に使用される言葉だったが、ＵＭＡ本では使われてなかった。パンクラスの提唱していたハイブリッドレスリングから、思いつき「混雑生物＝ハイブリット生物」という意味でＵＭＡ用語に導入した。
　また、プロレスラーが真剣勝負の意味で使う業界用語「ガチ」、「ガチンコ」なども実際にあった怪談を表現する用語として「ガチンコ怪談」、「ガチ怪談」として導入した。これはもはや、一般にも流布している。
　傑作だったのは「怪談おやじ倶楽部」である。スティックカムテレビから番組制作を依頼された時、プロレス界で元気なおやじの代表だった星野勘太郎が率いる「魔界倶楽部」と「ウイスキーのCM」からヒントを得て「怪談おやじ倶楽部」という番組のネーミングを思いつき、スティックカムとの会議の場で提案し採用された。スティックカムからの強い要望も来ているので、近く「怪談おやじ倶楽部」は収録を再開する予定だ！

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