紙面で大騒動に発展!!封印された幻の回「ウルトラセブン第12話」
ウルトラセブンは、1967年から翌年まで放送された円谷プロダクション・TBS制作による特撮番組である。明確な侵略の意図を持った異星人との対決が物語の中心となった本作では、「封印された作品」の代表格とも称される幻の放送回が存在している。
その放送回とは、第12話『遊星より愛をこめて』である。
67年12月17日に放送された第12話、この回の放送で登場した異星人の名は「スペル星人」。母星であるスペル星が「スぺリウム爆弾」の実験を行なって失敗、放射能の汚染で地震が被爆したため、自分たちの血液の代わりとして地球人の血液を奪っていた異星人である。
これだけ聞くとギョっとするかもしれないが、当時は放送をしても苦情は見られず、何事もなくグッズも発売されていた。事件は、その3年後の1970年に発生した…(続く)