あの世とこの世の境界「ヨモツヒラサカ」

『ヨモツヒラサカ』或いは『ヨモツサカ』は、昔からあの世の一つとして紹介されることが多いが、厳密に言うと死後の世界とはいえない。異界と現世の境界に位置する場所である。
生と死の境界線と言えばわかりやすいだろうか。現代の概念では、現世と『あの世』の境は、三途の川や花園で表現されることが多いが、古代の日本では”坂”が現世と『あの世』の境であったのだ。
この『ヨモツヒラサカ』は、まだ完全な『あの世』ではないため、魂の緒が完全に切れてしまうまでは、臨死者の意志や周囲の呼びかけにより、現世と行ったり来たりすることが可能である・・・(この続きはこちらから)

