チベット仏教の最高指導者「ダライ・ラマ」の驚くべき継承法
ダライ・ダマは、チベット仏教ゲルグ派の法王の尊称であり、チベットの教化主、観音菩薩の化身の生まれ変わりとされている。現在存命の14世が、中国の進駐インドにおいて60年以上の亡命生活を送っていることはよく知られている。
このダライ・ラマの継承は、単純に選挙や世襲などによって決定されるものではなく、転生すなわち「生まれ変わり」が条件となっている。これは「転生活仏制度」と呼ばれており、先代のダライ・ラマが亡くなった場合、その後先代の生まれ変わりとされる人物が探されることとなる…(続く)