行方不明になった第二次世界大戦戦闘機パイロットの謎、80年越しについに解明

第二次世界大戦時、米軍のある戦闘機が謎めいた消失をするという事件が発生していた。
今から80年前の1943年8月25日、ウォーレン・シンガー中尉はP-38ライトニングに搭乗し、イタリアのフォッジア近郊にある飛行場への攻撃に参加していた。しかし、彼の戦闘機はまだ海上4マイルの地点にあったにもかかわらず、目標に到達する前に跡形もなく消えてしまった。彼の戦闘機は海岸から離れすぎていたため、高射砲に命中することはなかったとみられていた。
また、わずか5カ月前に婚約者と結婚式を挙げていたばかりであり、彼が機体ごと姿を消してしまう理由も解らなかった。
シンガー中尉のライトニング戦闘機消失事件は第二次世界大戦における航空ミステリーのひとつとされてきた。しかし、今年になってシンガー中尉のP-38ライトニングの残骸がダイバーによって発見され、消失事件の謎がついに解決されることとなった…(続く)

