ツタンカーメンの黄金マスク、本来は別人のものだった!

古代エジプトのファラオの中で最も有名な人物が、第18王朝末期に登場したツタンカーメンだろう。
彼の治世期間は短かったが、1922年にハワード・カーターによって発見された墓が古代エジプトのものとしては初めてほぼ完全な状態であったため、一躍有名になった。彼の墓と副葬品は当時のエジプト文化をよく知ることができるとして、今も研究がなされている。
中でも一番象徴的なものが、黄金のマスクだろう。現在カイロのエジプト博物館に所蔵されているこのマスクは黄金で覆われており、重さは10キロ強。額に装飾されたハゲタカとコブラの女神の像はツタンカーメンの地位を強調しているものだ…(続く)

