江戸っ子の好物・そば！蕎麦の歴史、年越し蕎麦

江戸っ子の好物・そば！蕎麦の歴史、年越し蕎麦

蕎麦の原産地は、アムール川の上流、満州、バイカル湖周辺説、中国雲南省説もある。
縄文・弥生時代に日本伝来、1992年3月高知県土佐市にて、9300年前の栽培された蕎麦が発見
奈良時代、養老6年(722年)７月には、元正天皇が、飢饉に備えて蕎麦栽培を奨励。
鎌倉時代には、蕎麦粉にお湯を加え「かいもち」を創った
室町時代も引き続き、「ぞうすい」「そばがき」など餅状や粥状で食べられた。
江戸時代寛永年間(1624～1644年)、僧・元珍がつなぎとして小麦粉を使うことを東大寺にて実施。
一方、東大寺ではなく、「そば切り」が信濃・本山寺、甲斐・天目山栖雲寺で発明されたという説がある。。
江戸初期は、うどんが江戸っ子に好まれたが、江戸時代の中頃にはそば屋が作られ、町民に広まる。
万延元年ごろには江戸にそば屋が3760軒以上（夜鷹蕎麦を除く）あった。

深大寺そばのルーツは、江戸時代近在の農民が深大寺にそば粉を寄進、その後参拝者にそばを提供、鷹狩りの途中立ち寄った徳川家光が絶賛、毎年将軍家に献上するようになった。

年越しそばの始まり。
江戸時代中期には毎月月末に蕎麦を食べれば息災であるという「三十日（みそか）そば」の習慣があった。「のびそば」「寿命そば」とも呼ばれる。現在は、大晦日のみにその習慣が残った。
そばは細く長く健康に過ごすという意味、借金や災いを切るという意味、あと金細工職人が蕎麦粉で飛散した金粉を集め、金運がつくと解釈された、
大晦日の夜には、塩ブリや塩ザケを「年取り魚」と呼んでありがたる習慣もある。

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