【都市伝説】「痩せる薬」(4)
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Oさんの家は、派手な生活を送っている彼女からは想像もできないようなだいぶ質素なアパートだった。家に行ってみたが、カギがかかっていて入れなかった。電気のメーターを見てみると、グルグルと勢いよく回っている。Yさんは中にいるのではないかと思った。どうしようか迷ったが最悪のことを考え、大家に訳を話して一緒に中をあらためて見ることにした。
部屋は狭く服であふれ帰っていた。ほとんど足の踏み場もないほどだったが、Oさんの姿はなかった。部屋は汗が吹き出るほどに暑かった。暖房がついていて、真冬でもりありえない程に高い温度に設定されていた。
どこからからチョロチョロと水が流れるような音がする。音を辿って行くと、風呂場だった。なんだ風呂に入っているのかと思い、Yさんは声をかけた。
「大丈夫!? 中にいるの!?」・・・(この続きはこちらから)
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