「ぬらりひょん」はなぜ総大将となったのか
妖怪の総大将と言われる「ぬらりひょん」。近年では、ぬらりひょんの血を継ぐ少年を主人公とした妖怪を題材とする漫画・アニメ作品『ぬらりひょんの孫』が話題となるなど、タイトルにその名を冠されるほどの知名度を誇る有名な妖怪の一つであろう。
ぬらりひょんは、家中で人が忙しくしている時にいつの間にか座敷へ上がっており茶を飲んでいたり、金持ちの家に入り込んで主人のキセルでタバコをふかして去って行ったり、何らや目的もよくわからない存在として説明されており、姿は僧あるいは商人のような恰好をしており、頭の長い老人として描かれる。『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズにもたびたび登場しているため、ご存じの方は多いだろう…(続く)