江戸奇伝 神霊

輪池堂
若狭国妙玄寺の住持釋義門から興味深い話を聞いたので、その話について述べたいと思います。
下総国飯沼(注1)から移転した浅草の報恩寺(注2)の開基は性信上人です。
性信上人は上陸国鹿島郡(注3)の生まれで、左俗の頃は興四郎という名前でしたが、怪力無双の荒くれ者だったので悪四郎(※諸説あり)と呼ばれていました。
性信上人は十八歳の時に、法然上人の弟子の親鸞から教化を受け、改心して剃髪染衣の身になりました。性信上人は親鸞が北国に左遷されてからも髄身として親鸞の側を離れませんでした。それから二十五年の歳月が過ぎた頃、性信上人は親鸞の命を受け、飯沼で譲り受けた廃寺を報恩寺として建立しました・・・(この続きはこちらから)

